大切な者は亡くなって初めて....

 まるでアンパンマンに道徳を学ぶように、僕らはごく普通に任天堂のゲームに触れて来た。ゲームを少しでも嗜む者であれば、ファミコンやスーパーファミコンは勿論のこと、ゲームボーイやDSにWii、必ずどれかにお世話になった(なっている)ことだろう。



 任天堂と言えば、遊び心のあるゲーム機を採算を考えずに出したり、仲間や家族と和気あいあいと盛り上がれる単純だけど奥の深いゲームを作る会社と言うイメージが僕の中にはあるけれど、そんな自由でマイペースな発想を赦している体質が魅力以上に弱点になりつつあったように思います。そして、それを救うべく登場したのが岩田聡さんだったに違い無い。

 元々プログラマーだった岩田さんの凄さを僕などが語るのは失礼なだけなので割愛するが、岩田さんが人頭に立ち出してからの任天堂がソーシャルゲームに突き上げを食らうまで、押しも押されもせぬ躍進を見せていた事実だけでもその手腕が分かるかと思う。ゲーム本来の面白さを第一に考えつつも、ちゃんと商売として成り立たせる実に任天堂らしい社長っぷりでした。




 正直ここ10年、まともに任天堂ハードでゲームをクリアしていません。まんまと世界を席巻するFPSや箱庭にハマっていたからです。でも、岩田さんが亡くなって改めて彼の仕事を振り返ると、あぁ、これもやったなぁ...あれも好きだったなぁ....と、ここ数年遊んでいたゲーム以上に感慨深い想いが次から次へと溢れて来ます。

 社長業に就いてもプログラムを打っていたと言う岩田さん。様々な形でファンにゲームの魅力を伝えようとしていた姿が、もう見れないかと思うと寂しい限りです....



 宮本茂、横井軍平、桜井政博などなど、任天堂にまつわる人物は数いれど、岩田さんのように開発と運営の両方の才を持った人物は、もしかするとこの先現れないかもしれませんね。

 今年からスマホゲームに参入を決めた任天堂が、岩田さんのゲーム愛を裏切るようなマリオをスマホの画面の中で走り回らせることが無いようにと切に願っています。





 本当にお疲れ様でした岩田さん....
posted by lain at 07:03北海道 ☔Comment(0)雑記