美とは穢れる為に生まれるのかもしれない「さかしまのリリス」村田兼一/七菜乃

今までに様々な女性を撮って来た村田さんですが、どうやら最近”七菜乃”さんにご執心のようだ。

A64E8E5F-5C2D-466F-9C2E-545254256751.jpg39DCF889-3D7C-46A9-BEB0-FDB4DB8FDFF7.jpg



黒髪のロング

憂いをたたえた瞳

きめ細やかな白い肌

無駄を削ぎ落とした曲線


どれを取っても魅力的な七菜乃さん。時折撮られていると言うよりも、撮らせてあげている的な雰囲気も出ていてたまらない。

村田さんおそらくMだと思うので、多分美しい女性に撮らされている感じ好きなんじゃないかと勝手に思っていますw

BFE2CAB6-8CB0-4AAD-8913-6602D3AE9D84.jpgCE8CD9D0-CEFB-4F26-A37B-1542A99CEB7F.jpgC769729F-9529-40A7-85C4-B790182E049C.jpg



とても狭い空間でありながら、無限の拡がりを見る者に与える村田さんの写真。前回の「パンドラの鍵」同様に少し画像がクリア過ぎて、以前の作品のような幻想さが損なわれてしまったように感じる人もいるかもしれませんが、逆に過度なフィルタリングをしないおかげで七菜乃さんを身近に感じられるし、作り物と生身の混在した歪な世界観がよりアンバランスに見えて、実に面白い写真になっているように思います。

そろそろ私は村田さんの守備範囲から外れてしまうなんておっしゃっている七菜乃さんですが、もう一冊か二冊、今度は違うコンセプトで村田ワールドに染められて頂きたい気もしますね。

なんにしても、村田さんと七菜乃さんは、まだまだこれからも注目の人になりそうだ。

それなりに早めの予約をしたというのに、半月ほどAmazonに待たされてしまったのも、注目度の高さを物語っていたのかもしれない。
posted by lain at 07:34北海道 ☔Comment(0)写真集

風景写真まとめ




やっと過ごし易くなって来たなぁ。
喜んでいたのも
束の間
お仕事中。



これである...
今朝も一寸先は真っ白な美瑛の奥地である
これで4月の半ばという


丁度これから桜が綺麗だぞという時期に、仕事で山の方へ行ったいたので、全然春気分を味わえませんでした。
月曜お疲れさまでした。
この距離感が野生との壁。 #狐








春がすっぽり抜け落ちたような気分のまま、梅雨でも無いけど不安定な天候が続き気分も上がりません。

汗だくになるのも好きでは無いけれど、今はただ太陽をいっぱい吸い込みたい気分でいっぱいです。

posted by lain at 06:44北海道 ☔Comment(0)写真

純粋な華は血を欲す「サイタ×サイタ」森博嗣/講談社

IMG_7720.jpg


『「キレイニサイタ」「アカクサイタ」謎めいた犯行声明をマスコミに送りつける連続爆発事件の犯人、通称・チューリップ爆弾魔。その犯行が報道される中、SYアート&リサーチに持ち込まれた奇妙な素行調査。対象者―佐曾利隆夫に以前の同棲相手へのストーキング疑惑が浮上する。張込みに加わったバイトの永田絵里子は、佐曾利を尾行中、爆弾事件に遭遇する。そして第一の殺人事件が!』
byBOOKデーターベース






 簡潔に言うと、歪な愛情表現しか出来無い哀しい男の物語で、打海文三さんの作品によく出て来るようなハードボイルドの香りを犯人に感じました。いつも通り、犯人のしでかしたことの正否や動機を「こうかもしれない」に留めているから、あれこれと犯人の背景にドラマを思い浮かべてしまう為なかなか良い読後感です。

 この作品の犯人だけに言えたことでも無いですが、真っ直ぐな価値観を持っている人は、その一途さ故に傍目からは怖かったりするものの、ほんの僅かだとしても僕らに「いいな」と思わせるだけの格好良さがあり、善悪を法や個人の価値観で測ることの危うさ無意味さを幾度も綴って来た森博嗣さんが、そういった人種を書くのだから、僕のような読者は自然と気に入ってしまうはず。



 後はそう、このシリーズの感想で何度も書いていることだけど、中年女性"小川"のしっかりしていそうで抜けている可愛らしさや、抜けているようでしっかりしてる”真鍋”くんの飄々とした感じであるとか、森博嗣キャラの独特なバランス感覚が好きでたまらない。

 今回は探偵事務所の親分である椙田さんこと保呂草さんの出番がほとんど無かったが、社員1名とバイト2名と社外要員1名のやり取りは美味しかった。そろそろ真鍋くんと永田さんの関係が出来上がっても良さそうではあるが、きっとその辺りのことは二人共鈍いんだろうなぁ...小川さんがヤキモキする気持ちが痛いほど良く分かる。





 泣いても笑っても次がシリーズ最後だと言う。

 ”あの人”が関係した事件が起きるのか?

 保呂草潤平はこれでお役御免なのか?


 僕やファンが望んだところで叶うわけも無いけれど、出来る事なら保呂草さんが絡む作品をこれからも定期的に出して欲しいものだ。「黒猫の三角」の頃より前のレトロな探偵物の主役にどうでしょうか?

 彼が泥棒を始めるきっかけになったエピソードとか織り交ぜて行くと面白そうじゃないですか?|Θ' )




 そうだ、ついでだから本気でハードボイルドを狙った「ゾラ・一撃・さようなら」の続編である「暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss」を続けて読むことにしよう。



posted by lain at 06:28北海道 ☔小説