詩的私的生活 拾伍日目

「やっぱり太陽が無くっちゃね」
君はそう言った


"植物かよ”

雪解け水で汚れた靴に眼をやって僕は思った


当たり前の僕、当たり前の君


水溜りの薄氷を僕は踏み割り、散らばった太陽へ君は微笑む

きっと愛おしいのだろう、きっと憎らしいのだろう


当たり前の僕、当たり前じゃない君



いつか当たり前に君を想うだろう、春の悪戯と一緒に

君も想うだろうか?

太陽を踏み抜いたあの日の僕を




消せない昨日と、砕け散った明日は君が持っていった

なら僕は今日を持っていこう


昨日と明日を繋ぐ今日を