好きと言えない子供達が泣けるっ!「四月は君の嘘」イシグロキョウヘイ(監督)/A-1 Pictures/感想

※えぇ、ネタバレますとも.....






あぁ、青春っていいなぁ....

っていいなぁ.....



と、ついつい思っちゃったのは僕だけじゃないでしょうけど、四月は君の嘘は実に僕が昔憧れたままの青春模様が展開されていて本当に良かったです。

具体的な作品名などは、ちょっと思い出せないんですけど、病弱なヒロインと心に傷ある実は優秀な青年の不器用な恋模様という昔何処かで見たことがあるようなシチュエーションは前から好きで簡単にツボにはまりました。

詩的なモノローグの数々や、少年少女の心象風景の描き方、そしてピアノやバイオリンの演奏シーンの迫力、どれをとっても見入ってしまいます。彼らがそれぞれの想いを言い出せずに片思いしているのにも胸が締め付けられました。いちいち焦れったくてヤキモキしちゃうけれど、相手を想う純粋さが痛いほど伝わって来るんですよね。

主人公を好きな幼馴染。親友と好きな女の子の為にピエロを演じた少年。本当の気持ちは伝えずに音楽で応えた少女。様々な人に支えられ、亡き母の大き過ぎる愛に心を閉ざした孤独なピアニストである主人公が一皮も二皮も剥けていくのも、たまらないものがあります。最後にヒロインとの別れを直感的に感じてしまった主人公の心象風景が最高の演奏シーンと共に展開されたのは素晴らしかったなぁ.....

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ただ、死んでから両思いだったとハッキリするとか辛い青春ですよね....幼馴染の女の子にしても、こういう形で勝ち逃げされたら、一生引き摺るに違いない。もしも将来的に主人公と幼馴染の子が結婚したとしても、事あるごとに死んだ女の子のことが脳裏に浮かんでギクシャクしていまいそう。

でも、恋は叶うまでが美しい物であると思いますし、男である主人公にしてみたら、一生美しいまま唯一の『恋』を胸に仕舞うことが出来たのだと考えれば、これほど幸せなことは無いことでしょう。彼が彼女の死後受け取った手紙を読みながら泣き笑いする表情も幸せそうでした....

たとえ幸せな未来で無かったとしても、ピアニストとして、男として、大きく成長した主人公と彼の周囲の人々のその後は大いに気になるところです。





春に出逢った二人が、春にお別れしたこのアニメ、春の始まりにぴったりな作品でした。

ハッピーエンドになって欲しくて仕方なかったけれど、これしか無いなという終わり方だったかな.....(T . T)




posted by lain at 23:07北海道 ☔Comment(0)アニメ