一曲一曲が彼らの墓標になるに違いない「季節は次々死んでいく」amazarashi

 気付けばもう5周年だというamazarashi。

 今回のが初めてのシングルだったのは全然気付かなかった。




 自分に内包された忸怩たる想いを、儚い物語に昇華させて歌い切る”秋田ひろむ”を中心としたバンド、いや、既にプロジェクトと言っても過言ではないamazarashi。いくらアニメのEDに使われたと言っても、まだまだ一般向けとはいかないが、着実に音楽シーンの中で大きな存在感を放つようになった今、保守的になっても良い気がするのに、「誰もが彼の絵に眉をひそめた〜」と歌う楽曲『無題』の画家並みに周りにそっぽ向かれる可能性もあるこのMVをぶち上げる辺り、首尾一貫した活動を続けていることを実感出来てある意味嬉しい。

 初のシングルである本作は、残念ながら東京喰種で聴き過ぎてしまって、手元に着いた今はそれほど何かを感じる作品ではなくなっているかもしれないが、少し前に24時間限定でMVが公開されていた「自虐家のアリー」のどうしようもない愛に焦がれている感じであるとか、得意技のポエムから始まる(ポエトリーリーディングって言うんだって!)「或る輝き」が、我の強い残り2曲を繋いでいる構成が実に良い。

 初回特典のアコースティックな映像をまとめたDVDもかなり面白かった。ライブでアコースティックな秋田ひろむに打ちのめされたことを思い出してしまった。「ドブネズミ」を歌っている途中で、彼が敬愛しているブルーハーツの「リンダリンダ」の一節に切り替わっていたのにもニヤリとしてしまう。♪(*´○`)♀~ど〜ぶね〜ずみ〜みたいに〜うつくしくなり〜たい〜♪





 変わらない。でも同じではない。

 何もかもが移り変わってゆくなかで、自分はどうあるべきか?どうありたいのか?

 amazarashiの根底で常に燻っている葛藤がとてもシンプルに表現出来ているシングルだと思いました。

 これで好きになれない人は、一生彼等と人生が交わることが無い人たちなのかもしれない。



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 ・amazarashi HP http://www.amazarashi.com

 ・秋田ひろむメールインタビュー記事http://www.excite.co.jp/music/close_up/interview/1502_amazarashi/






posted by lain at 07:08北海道 ☔Comment(0)音楽