生きて地獄。死して天国...「ウォーキング・デッド シーズン5#9」

※ネタバレ












「来週につづく!」

な焦らしを食らうと、次が気になり期待や不安が膨れ上がってしまい、いざ続きを観てガッカリというのも良くある話ではあるけれど、ウォーキング・デッドに関しては何ヶ月待たされようとも期待を裏切ることはほぼ皆無だ。

いつからだったか、1シーズンを分割して放送するようになり、待たされることが増えたにも関わらず、それが逆に効果的に働いている印象さえ受ける。まさに焦らしのプロ(意味深)

何度も幾重にも折り重なった極限状態を作り出し、そろそろ息切れしてもおかしくない中、まだ描いていない部分があったかと毎度驚かされます。食人の道を選んだ者達との死闘はシリーズ屈指の怖さがあったし、市警のドーンとの確執の末訪れた悲劇には憤りを隠せなかった。

だからシーズン5再開初っ端からタイリースの優しさが失われてしまったのが本当に悲しい....




リック達がベスと入れ替わるように仲間になったノアの家族が生き残っているはずの街を訪れる。しかし街は無残に荒れ果てていた。取り乱すノアと一緒に彼の実家を訪れたタイリースは、ノアが双子の兄弟と写った写真に目を奪われ、背後から近づくウォーカーに気づかず腕を噛まれてしまう。

身体は大きいのに、誰よりも心根の優しい男だったタイリース。生き残るために非情になり切れない者から脱落してゆく自然界の摂理をまざまざと見せつけられた気分でいっぱいだ。



冒頭から意味深な断片演出。意識を失いそうな状態でタイリースが見る幻。どれも上手い演出でしたが、なかでも最後の彼を埋葬するシャベルの音が延々続くエンディングクレジットがたまらなかった。

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※死んだはずの者達が次々と話し掛けてくる




確かにタイリースに関しては、いつかこんな日が訪れる予感はあったけれど、続けざまにレギュラーメンバーが死んでゆくのはやっぱり辛い。


シーズン毎に哀しみが蓄積され、もう旅を続ける限界が近いリック達。果たして彼らは平穏な日々を手に出来るのだろうか?........


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おやすみタイリース....