Mr.スポックを演じている人が”レナード・ニモイ”と言う名であるのを亡くなってから知りました......


 僕がスタートレックを初めて観たのはいつだっただろう?

 子供の頃、地元のテレビ局で日曜のお昼帯に再放送していたのを時々観ていた記憶はあるが定かではない。

 ただ、ぴっちりした変な服を着た人達の中に、何故か耳が尖っていて前髪が切り揃えてある特徴的なおじさんが居たと言うことと、転送装置が妙に怖かったのを良く覚えています。





 
 それから何十年もの間、僕とスタートレックには全く接点がありませんでした。

 本気でスタートレックシリーズを観出したのも社会人になってからです。しかも宇宙大作戦ではなく”新スタートレック”でハマりました。カークじゃなくピカード艦長ですw

 人類が精神面で成熟し一つにまとまったことで、興味が外宇宙への平和的探査へと向かったと言う夢のような設定で、未開の地を訪れたり様々な種族との調整役を仰せつかったりと、何度となく困難に見舞われながらも個性的な登場人物達の知恵と勇気で乗り切ってゆくスタイルが実に面白かった。

 だから、それほどスポックと言う登場人物に思いいれがあるかと言うと、それほどでも無いのだけれど、新しく作られたスタートレックの劇場版新シリーズに未来から来た老スポック役をレナード・ニモイさんが演じていたのは実に味わい深くて良かった。映画監督に引退の二文字はなく生涯現役なものだと良く言われていますが、役者と言うのもそうなのでしょうね。ドラマ「フリンジ」でもニモイさんらしいなんとも言えない風情で”ウィリアム・ベル”を演じていて素晴らしかったです。

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 映画版の新シリーズは実に好調で大人気でしたし、僕も普通に楽しみました。でもテレビシリーズは長い間続編は作られていません。

 既に下地が出来上がってしまっているスタートレックシリーズの続編を、まともに作ったところで新鮮さは無いのでしょうが、星々を旅しながら宇宙の神秘を紐解くストーリーをじっくり描くには映画版だけでは尺が足りません。現在三作目の製作が準備されている新劇場版シリーズをまとめているJ・J・エイブラムスにいっそテレビシリーズもお願いしたら良いような気がします。


 役者人生のほとんどをスポックに捧げたレナード・ニモイさんのためにも、新たに燃え上がったスター・ トレックの火を絶やさないようにしてゆきたいですね....



 Goodbye Spock 
 Goodbye Leonard...

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posted by lain at 20:46北海道 ☔Comment(0)雑記

今年の北海道の桜は早いかもしれないね<風景写真まとめ>

今年は本当に暖冬のようです。
これほど暖かくて雪の少ない旭川を経験したことがほとんどありません。

まだ冬将軍の最後の足掻きが時折見られますが、北国に暮らす者としては非常に助かりました。
除雪に手間を取られず、寒さに体力を酷く奪われることも無いわけですから


ただ、この皺寄せが他の四季にどう影響してくるのかには、少々不安が残りますね....



雪が流るる
雪汁ぷしゃー!
イマココ
川霧が凄い朝。
雪は止んで来たけど、地吹雪で疲れちゃう。
雪が舞い踊るクリスマス。
寒さで川霧が発生してライトがボヤけてる。
風強くて雪が線になる。
仕事中ずっとガン飛ばされてたっ
いつもは鬱陶しいだけの雪だけど、時折とても綺麗だから嫌いになれない。
天気が良いから猛烈に冷え込んでる。
まよいみちくねくね。



 降っては止んで、降っては止んでの毎日とももうすぐおさらばだ。

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posted by lain at 07:21北海道 ☔Comment(0)写真

僕は、どう死にたいかな?「女子高生に殺されたい」古屋兎丸/バンチコミックス/新潮社

世の中は実に些細な差で手のひらを返す。

露骨に少女を官能的に描いていたとしても、描き方が緻密で詩的であったら芸術と呼ばれ、長年子供向けの漫画を描いて来た大御所が未成年の全裸シーンを描いても笑い話で終わるというのに、稚拙で幼稚な性癖を細々と描いて喜んでる素人への風当たりは強い。どちらも根っこにある衝動は同じであるのに、出力の方法を少し間違えただけで犯罪者扱いだ。


人間誰しも大きな声で言えない・言いたくない性癖があるはず。もしもそれらが一切無い人、無いと信じきっている人は幸せかもしれない。余計なことに悩まずに済むわけだから。おそらく古屋兎丸氏は前者だろう。これまで彼が描いて来た漫画を少しでも読んだことがあれば、そう思わざる得ない。”真面目で勤勉”そんな自分の殻を破るべく出来事を求めている。しかもセンセーショナルで美しくも残酷な現実を突き付けて来るような衝撃を彼は欲しているように感じる。

今回の「女子高生に殺されたい」は、その最たる物になるやもしれない。。。

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いつの頃からか、自分が女子高生に絞殺されたいと望んでいることに気づいた男は、その渇望を現実にするため高校の教師になる。そこで理想的な女子高生を見つけた彼は、彼女が2年生の夏に、自分を殺させる計画を着実に押し進める。

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理想の殺され方を追求しようとする彼は、周りを巻き込む事件事故を起こし、「死刑にして欲しい」「捕まえて欲しかった」と口にするような人種に近いのかもしれない。自殺ではなく”殺されたい”という受け身でありながらも、目的を果たす為の下準備には能動的な行動を起こす執着心が実に怖い。変態教師本人の口から赤裸々に性癖が語られたあと、彼が目を付けていた女子高生へと視点が動き、その次はその女子を好きな男子へといった具合に、主要人物の自己紹介がてら進んでゆく冒頭も上手い。この辺りの淡々とした展開の中で、一癖ある登場人物達の狂気がどう膨らみ絡み合ってゆくのかが見所になりそう。



実に気持ち悪い男ではあるが、自分を貶めるだけの行為を渇望する気持ちも分からないでもない。蔑まされたい、汚されたい、罰せられたい、しかも可愛い子や美しい人にそうされたい。マゾっ気がある男なら少しは脳裏にそんな想いがよぎったことがあるのではなかろうか?何がどうしてそんな風に望んでしまうのか?それは分からないし分かりたくもないけれど、事実を事実として生々しく描こうとする古屋さんは凄い人だと思う。それが勇気なのか、ただ露悪趣味であるからなのかは知りようも無いですが.....

元はジャンプから流れたベテラン漫画家の巣窟にしか見えない雑誌でしたが、バンチコミックスは最近良い感じにバラエティに富んでいて面白いですね。新潮社が熱い時期なのかもしれません。




一度しか経験出来ない死を自分の望む形で迎えようとする男の発想自体は自然なことなのかもしれない。子供に看取られたい。痛みも感じず眠るように死にたい。色んな死の形を長いこと生きていると考えずに居られないわけで、もしも望み通りの終焉を向かえられると信じることが出来たなら、僕だって行動するのかもしれませんね。。。。
posted by lain at 07:24北海道 ☔Comment(0)漫画