前半戦終了のおしらせ「ウォーキングデッド シーズン5」

 早くもシーズン5の前半終了。いつからか恒例になりつつある分割放送の後半は2月らしい。先が気になってはいるものの、8話までにリック達が失った物を思うと、少しインターバルを挟むのが丁度いい気がしますね。

 それほどに今シーズンの心の闇は深かった.....



※ネタバレ



 やっと安住の地に辿り着けたかと思ったら、食人鬼と化したコミュニティだったという、今まで描かずに来た究極の生き残り手段共食いで幕が開き、彼らの冷淡なやり口に対抗してリック達も非道に身を堕としてゆくのが本当に見ていられないくらい辛かった。でも、そんなリック達の暴走を容認してしまいたくなるほど、ボブの脚を切り落とし、旨そうに喰らう連中の姿は浅ましく恐ろしい.....

 新たな犠牲者を出しつつも、頼りない神父も加わり、なんとか食人グループを壊滅させて人心地ついたのもつかの間、世界を救うことばかりを主張するエイブラハム達がワシントンを目指し離脱するも、切り札だったユージーンが実は偽科学者だと判明してしまうし、とあるグループに強制的に加えられてしまったベスも大変な思いをしていて、最後の最後もあんな結末を迎えるとか、後味の悪さばかりが募ってしまいました...

 ゾンビに殺されるより、この後に及んで主義主張を通そうとする人間同士の諍いで貴重な命を散らす彼ら。終わりの見え無い悪夢のような現実を生きる人々のドス黒さも、いい加減ネタ切れじゃないかと思っていた僕が甘かった。まだ絶望の縁に立ったばかりのようです。常に死亡フラグが立っているような状況のリック達ですから、普通なら視聴者は「またか」と見慣れてしまうところですが、じっくりと登場人物の心情も掘り下げているため、やっぱり誰かが死ぬと心底ショックで打ちのめされます....


 再び目標を失いつつあるリック一行。一体全体、何処まで旅を続ければ救われるのか?

 まだ見ぬ完結の際には、都合の良い救済は要らないけれど笑って終われると良いですなぁ....


 
 

穏やかな今に身を委ねてはいられない.....かも「インターステラー」クリストファー・ノーラン(監督・脚本)

 ぶっちゃけ僕ら一般人は、特異点だの量子だの相対性理論がどうのと言われても話の半分も理解出来やしない。所詮高度な物理学は実生活で機能していないし、実感出来ないものは理解出来ない。それが人間なのだ。

 しかし、フィクションの装飾として物理学が欠かせない。たとえそれが実地も済まない穴だらけの理論だとしても、僕ら人間の希望的観測と哲学的陶酔を満足させるだけのポテンシャルを秘めているのは物理学を措いて無いのではなかろうか?


 いまだ観測ばかりが主流で未開と言える広大な宇宙。そこには無限に広がるロマンがある。

 地球人類の存亡が掛かった探査の果てに、見たことも無い風景を見せてくれた本作は、まさにソレを体現したサイエンス・フィクションでした。



 世界規模の環境変化により食料難に陥り、軍も機能しなくなってどんな職業よりも農業が大事になっているという近未来で、砂嵐が街を飲み込み、次々と穀物が育たなくなっている現状を受け入れて生きてゆくしかない様相が、妙にリアルで他人事に思えない。

 本作のように主人公である元宇宙飛行士の男が、数奇な宇宙の旅の果てに人類を救うようなことが、僕の次の次の次くらいの世代で実現すれば良いのですが、人類の歴史の長さから考えても、このような事態が間近に迫っていることは間違い無い気がしてしまいます。


 今はまだ、フィクションとしての物語に酔う余裕が僕らにはあります。

 相対性理論が生み出すウラシマ効果の残酷さ。それに付属する自己犠牲的のカタストロフィ。そしてそこを横断する合間に生まれる人間ドラマと、それらを彩る膨大なSF考証。どれをとっても安っぽい僕の心を熱くしてくれましたインターステラーは。去年の「ゼロ・グラビティ」といい、年末は原作無しの良質なオリジナルSF映画がやってきて嬉しいです。


 現実の社会・環境的な背景を無視した都合の良いSFも面白いですが、やはり切実な何かに追い詰められて派生した脚本のSFは骨太で良いですね。事実が虚構に重みを与えてくれますから。

 ただし、SFに重みを感じるのは良いことでは無いのかもしれませんがね。すぐそこまで当たり前の世界の終わりが近づいている証拠なのかもしれないのだから....





(´-`).。oOクリストファー・ノーラン監督は本当に夢か現かという作品が上手い。シャマランもこういう風に伏線を巧みに繋ぎ合わせる映画撮れば良いのに。昔は撮れたでしょ?......










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posted by lain at 11:33北海道 ☔Comment(0)映画

詩的私的生活 拾四日目

解けそうにない糸と愛し合う そんな夢を見ていた

徒労に終わる口づけを 目隠しもせず誰に見てもらいたかったのだろう?


吐き出せば白い屈託

立ち尽くす周りで世界は流転を止めようとはしない

現在ってなんだ?将来って誰が?

歩いた側から曖昧になる影を 一生懸命護ってる一進数


そこから何が見えるんだ?

そこから何が見えなきゃならない?

世界を値踏みしていたら 5割引の烙印を押された僕にあの子も愛想を尽かした


変わらない 

変われない

変われよ

変わるよ


馬鹿みたいに突っ立って 首をくくるまでの暇つぶし

「どうせならもっと笑えばいいのに」 

 そういったあいつは死んだ魚の目で時計を眺めてる


愛と希望で睡眠学習 

跡に遺るは純粋無垢な個人主義

魔法をかけた誰かを呪えば幸せか?

かけられた自分を貶めれば格好良いか?



僕は1進数

進めない

進まない

進む必要も無い

諦めが絶望だとは思わない


1の次が2でしか無い日 それこそが僕の絶望だ