戦場に舞う良心の行方「el」Wright Flyer Studios


たとえ数日の入院だとしても、身体が楽になるにつれて時間を非常に持て余すもので、いつもなら積んだまま忘れ去ってしまうような本やゲームにも手を付けてしまったりする。

Wright Flyer Studiosが広告も無しに配信している「el」も、こんな機会でも無い限り、もしかしたらまともに遊ばなかったかもしれない。

そう考えると、身体を壊して良かった。

かな?w





少年(僕は少女だと思ってた)が何処かで目覚め、空から現れた傘を使って空を舞い、様々な人を助け戦争まで止めてしまうというストーリーで、LIMBOのような白黒絵が素朴で可愛く音楽も優しい。

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ゲーム部分は、傘を開いたり閉じたりで上昇下降を行い、スワイプで風を起こし微妙に左右へ移動出来る強制スクロールアクションになります。遊び心地はとてもシンプルで、目的地までの道中いかに障害物にぶつからず、空を飛ぶために必要な羽根を集め補充し続けることが出来るかどうかが試されることになります。

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簡単操作ですし、何度もトライしていればノーマル難易度でも結構進めます。ただ終盤は歯応えが出て来るのでイージーでマッタリ楽しむのが吉かもしれない。


戦場のステージがシュールであったり、ハッピーエンドかと思ったら最後の最後で人の愚かさに打ちのめされる結末でショッキングではありましたが、ただハッピーエンドで終わる物語より人の善意と悪意の両方を描いているのが素晴らしいと思いました。エンディングがオープニングに繋がっているような構成から、過酷な運命を背負った少年の因果の切なさが伝わるのもグッと来る。

セリフが一切無いから、よく分からないエンディングだと言う方も当然いることでしょうが、el は絵だけで雄弁に「愛」という幻想の一方通行な行く末を語っていたと僕は思います。

ゲーム部分だけなら明日にも忘れたかもしれないが、これだけ印象的なストーリーのことは、しばらく忘れられないことでしょう。


無料で配信だなんて本当に勿体無い...

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Wright Flyer Studios http://www.wrightflyer.net
posted by lain at 16:20北海道 ☔Comment(0)ゲーム