すべてがD(駄目)になるドラマ化は要らない

漫画や小説の実写化に常常ぼやいている僕ですが、今回また極めつけの実写化ニュースが駆け巡って呆れてしまった。

まさかの”森博嗣”さん原作『すべてがFになる』がフジテレビにより連続ドラマ化されると言うのだから......




今までに2度(2時間物のSPドラマとして「カクレカラクリ」、ミステリー作品を短い再現ドラマとして使用する番組「超再現!ミステリー」で使用された「奥様はネットワーカ」)実写化されたことがありますが、どちらも出来が良いとは言えない映像化でした。「奥様はネットワーカ」は個人的に好きな作品だったので、もの凄くガッカリした憶えが在ります。小説でどんなに面白い演出であっても、映像にした途端陳腐さだけが目立ってしまった悪い例でしたね。

森作品に登場するキャラは、お笑い担当の一部を除いて、かなりシニカルというか、冷静に計算出来る頭脳を持っているからこそ冷淡であるというか、情が空っぽな乾いた人間のようで、その実ねっこでは誰かを必要としているような難しい人物が多く、深みのある謎めいた魅力を有した役者で無いと原作が台無しになってしまうと思うのです。


今までファンの中では何度となく『すべてがFになる』をもしも実写化したら誰をキャスト選んだら良い?という論争は起きていました。その時代時代に活躍している役者が主に挙げられてゆくのですが、決め手欠ける役者しか結局出て来なかったものです。


若干だらし無い駄目中年男っぽいイメージがある犀川先生

悪戯っぽく微笑み思考があちこち飛びまくる美しき令嬢な”西之園萌絵”

何人も寄せ付けない頭脳と美貌の持ち主”真賀田四季”


特にこの3人のキャストがすべてを決めてしまう本作、今回のドラマ化で抜擢された犀川先生役”綾野剛”、西之園役”武井咲”の2人には正直荷が重いのではないでしょうか?

映画にも沢山出演している”綾野剛”くんは、年齢的に犀川先生と同じ32歳ではあるけれど、優男な風情がちょっと違うような気がするし、武井咲は見た目だけならギリギリセーフではあるものの、演技力に大変不安があります。2人共テレビ関係者がプッシュしたいだけの人選に感じます。

脚本家に関しても、話題性ばかりが先行している人物を起用しているし、実質の内容を深めると言うよりは表層ばかりを整えたドラマ化になりそうな....




ダブルキャストの豪華さばかりを煽っているのはいいけれど、本シリーズの肝心要な人物”真賀田四季”役を誰にするかでもファンの心は荒れるでしょう。

こんなドラマ化をするくらいなら、漫画版『黒猫の三角』を努めた”皇 なつき”さんの絵柄でアニメ化した方が幾万倍面白い物に仕上がると思いました。せいぜい土足で森ワールドに踏み込んで来やがって!と、怒られない程度にはまとめて貰いたいものですな。





(´-`).。oO2話分で1冊を消化するらしいけど、それだと20話必要だけど....2クール?...........
posted by lain at 07:18北海道 ☔Comment(0)てれび