あのアーティストは今?....「黒田有紀」

ファンに歌では無く悲しいニュースを届けてしまったチャゲ&飛鳥の飛鳥涼だが、彼で思い出すのが耳タコになるほど姉が聴いていたはじまりはいつも雨と、彼が数曲プロデュースした歌手”黒田 有紀”だ。





飛鳥のアルバムにゲストボーカルな感じで参加したあと、あの人気格闘ゲームのアニメ化作品「ストリートファイターV」のOP&EDを歌い大いに注目されていたはずの彼女だが、1stアルバム「bicycle」の半年後、新たなシングルを出して数ヶ月後から活動がまったく見えなくなってしまいました。最後に出した「こんな日曜日」は完全に飛鳥とは関係の無い独り立ちへの一歩とも言えるシングルだったわけですが、あまり売れ行きが芳しく無かったから歌手の道を諦めたということなのでしょうかね?....

元々ストVの曲以外は自ら作曲したり作詞にもチャレンジしていたので、飛鳥から離れて活動しても編曲の十川 知司さんがいたのだから曲自体の良さはそれほど変わらないはずなんですが、やっぱりビッグネームによる宣伝効果から離れると、色々と難しいんでしょう。DL配信がメインになりつつある今ならレコード会社を介さなくても音楽活動を続けて行けますけど....

彼女の優しくて温かい楽曲達がとても良かっただけに、もう少し音楽の世界に居て欲しかったなぁ....結婚して歌手引退とか勿体無いw




ちなみにbicycleに収録された「TOYDOLL」が1番好きでした。道化のようなコミカルさでちょっぴり切ない童話を綴っている感じがとても良いんです。

風吹いてるとcryばかりネットに流れてますけど、けしてそれだけじゃ無い本物のアーティストでしたd(。ゝ(ェ)・)




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posted by lain at 07:23北海道 ☔Comment(0)音楽

今だけを見て、過去を消し去ろうとするのはナンセンスだ...「On Your Mark」/CHAGE&ASKA/宮崎駿/1995年/PV/懐アニ

サッカーW杯、AKBの握手会での傷害事件と、日々更新されてゆくニュースに埋没して行きそうな飛鳥さんの薬物事件ですが、チャゲ&飛鳥の楽曲の回収や配信停止以外にも大きな影響が出ていることが少し気にかかりました。

もうじき発売予定だった宮崎駿さんの手掛けた作品を集めた「宮崎駿監督作品集」の内容修正と発売延期の件です。



かれこれ何年前ですか?20年近く前になりますか?宮崎駿さんがチャゲアスのPVを手掛けたということで大きな話題になった「On Your Mark」が公表されたのは?チャゲアスのライブで流したり、「耳をすませば」との同時上映で公開したりしていたようですが、僕はどちらでも無くあとでテレビで観たような気がします。

いつもの長編ジブリ作品と違う特殊な作品なので、一定の期間が過ぎてメディアへの露出が減ると、あっという間に知る人ぞ知る作品になってゆき、熱心なファンで無ければ「あぁ、そんなのあったね」と言ってしまうレベルの知名度しか無かった気がするOn Your Markですが、既存のどの宮崎作品よりもサイバーパンクに通ずるハードな世界観だったのがツボだったのと、見る側の感性を試すような構成内容が奥深く、チャゲアスの楽曲を極力邪魔しない細かな効果音以外セリフの音なんかも存在しないため、たった数分の映像でありながら非常に尖った作品でした。


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普段僕らが活動している地上が放射能で汚染され、地下での生活を余儀なくされているという未来で、暗躍するカルト教団を排除していた警官隊の中の2人(チャゲアスっぽい)が、カルト集団に監禁されていた羽のある少女を大空へ戻すまでの物語なんですけど、同じシーンをグッドエンド・バッドエンドの2種類流すところがあったりと実験的な演出が面白くて、今見ても全盛期の宮崎アニメの凄さを感じますよね。それに、最初はあまり噛み合っていない気がしたチャゲアスの曲も、後からじわじわ染みて来てかなり僕は好きでした。


いわゆる90年代で言うところの"トレンディドラマ"の主題歌でスマッシュヒットを連発していた彼等の曲と、当時少し距離を置き始めていた時期だったので、ゆったりとした歌い出だしや耳に直ぐ馴染み口ずさみたくなるサビがとても懐かしくも新しく感じ、やっぱチャゲアス良いじゃないかと見直したその直後、彼等の活動は徐々に荒れ始め、ソロ活動・ユニット活動休止・再開・ユニット名改変等、悪い方向へ向い始め、正直ここ十数年のチャゲアスには見向きもしなくなっていました。そんな記憶から消えつつある中飛び込んで来たのが、少し前から噂のあった薬物使用が疑惑から確信に変わった逮捕のニュースでしたね。


熱心なファンの方もここ数年2転3転する活動の仕方に不安を感じていたみたいですが、無責任な話をすると、創作ってのは無限に湧き上がるものではないですし、似たような楽曲ばかりになってもチャゲアスらしい曲を続けていれば僕は良かった気がしますが、どうしても昔みたいに爆発的なヒットを飛ばしたかったのでしょうか?聴いてくれる人が1人でもいれば歌手として歌う意味があると僕みたいな凡人は思うわけですが....



昔のような曲を作れない、売れない、でもそんな自分を認めたく無い。

そういう感覚は実によく分かりますし、辛くて薬に逃げたのも残念ではあっても責める気にはなりませんが、逮捕されてあらゆる検査をされてだと証明された後も薬物使用を認めないような往生際の悪さは悲しいです。

少しでもまだ音楽を、そして自分の楽曲を愛してくれたファンを気にする心があるのならば、自分から弱い自分と向き合い立ち直ってもらいたいですよね........



で、話は戻りますが、飛鳥さんのしたことは決して褒められたことではありませんが、今の彼の罪によって、僕らが愛した過去の彼を否定する必要は無いと僕は思うのです。まるで上手くいかなくなって別れた男女が、出逢った当初のドキドキまで無かったことにしてしまおうとするみたいで、なんだかとても寂しいです。そんな風に社会から抹殺しようとしたら、彼をどんどん追い込むだけでは無いでしょうか?

散々彼等の楽曲でお金を儲けた人や、心を癒された人々が、手のひらを返し知らぬ振りを決め込んだりするのは、彼のしたことの幾万倍も罪深いことだと僕は思います........
posted by lain at 07:16北海道 ☔Comment(0)アニメ

またかっ!だなんて言わないで♡「神様が殺してくれる」/森博嗣/幻冬舎/2013年/小説/感想

どんなに聡明そうに見える人物でも、どうしてもこれだけは止められないって事の一つや二つあるもので、僕の敬愛する森博嗣さんも救いようが無いほど執着していることがある。触れる事さえ赦されそうにない唯一無二の麗人や、確固たる自我が揺らいでばかりの多重人格者を作品に登場させる点だ。

森さんのデビュー作S&Mシリーズでは”真賀田 四季”と言う森作品の中で1番恐ろしく、1番美しい女性が登場するし、スカイクロラも明言はして居ないがそれらを匂わす表現があった。

他にも短編やシリーズ外の作品で度々、麗人&多重人格者が登場しているので、もうどれがどれだったか思い出すのも難しい...



本作は多重人格とは少し違うわけだけど、正直同じようなものであるし、主人公が惹かれている人物の人智を越えるような美しさ共々、森さんの偏愛というか、拘りというか、実にそれらへの執着が出ている作品になってた気がします。ミステリーとしての驚きはやんわりで、後になって考えると主人公もっと早く気付いてあの人止めてあげろよっ!って内容でした。森博嗣作品特有の「聞かれなかったから言わなかった」という主人公のせいでどれだけ周りを振り回す結果になったことか.....



とはいえ森さんの美しい者を崇拝する感覚が心地良い本作、僕は好きです。

主人公の大学時代に同室だった美しい青年が、付き合っている相手を次々殺され、何度となく続く殺しに警察は魔性の美貌を持つ青年を第一容疑者として考えるようになるのだけど、兎に角男とも女とも思えない美しさを想像するだけで楽しい。

有名人との妖し気な情事

場末の夜の店

女性向けファッション誌の表紙

等々、作中の様々なシチュエーションで美しい青年がどんなプロポーションで、どんな仕草で、どんな表情をみせているのかが気になって仕方無かった。連続殺人事件もただ単に青年の謎めいた美しさを引き立てる添え物でしかなく、萩尾望都作品の信奉者である森博嗣らしい美学が本当に良いです。

それにしても青年がザーラ・レッシュと名乗り女装して写った写真集が見たい。TOYOTAオーリスのCMで有名になったStav Strashko(スタヴ・ストラスコ)より綺麗なんだろうか?.....





美しき狂気に魅せられ続ける森博嗣さん。

「またか」と何度ファンに言われようと、救い用の無い美学に傾倒し続けて欲しいですね (= ワ =*)

ザーラ・レッシュに会いたい....
posted by lain at 06:58北海道 ☔小説