新しいことは一つも無いのに超こわぁぃ...「死霊館」/ジェームズ・ワン(監督)/2013年/米国/ホラー/感想

『時は1971年、ロードアイランド州ハリスヴィル。野中にポツンと建つ古びた一軒家に、ロジャー(ロン・リヴィングストン)とキャロリン(リリ・テイラー)のペロン夫妻と5人の娘たちが引っ越して来る。一家は新しい生活に胸を躍らせていたが、なぜか愛犬のセイディーは決して家に入ろうとしない。


翌朝から、様々な異変が一家を襲う。室内は外よりも寒く、死臭のような臭いが漂っている。なぜか家中の時計が全て3時7分で止まり、キャロリンの身体に原因不明の痣ができる。しかし、何よりも家族にショックを与えたのは、セイディーの変わり果てた姿だった。


夜になると、寝ている間に脚を引っ張られた、何かがドアの陰にいると口々に訴える娘たち。娘の一人は、その何かに「この一家を皆殺しにする」と囁かれたと心の底から脅えている。別の夜、誰もいないはずの地下室から物音が聞こえ、様子を見に行ったキャロリンが、暗闇の中に閉じ込められてしまう。間違いない。この館のように広い家には、確実に“何か”がいる......』

※公式HP STORY内より





一昨年観た「インシディアス」以来のジェームズ・ワン作品。どうしても”SAW”のイメージがある彼ですが、”リー・ワネル”と組まずに撮ったせいか、だいぶ「SAWの監督」と言うイメージが良い意味で壊れて来たように思いました。


今回もいわく付きの不気味な人形や、個性的な紋様が描かれた鏡の付いたオルゴールなど、らしい小道具が出て来ましたが、それ以上に実在するゴーストバスターがあまりに恐ろしいケースだったために今まで話さずにいた案件を元にしているという事実こそが恐ろしいんです....


エドとロレーヌのウォーレン夫妻は、長年超常現象を取り扱って来た人達だそうで、だいたいの現象は科学的に証明出来ると判断出来る案外良識人らしいのですが、この案件だけは100%本物だと言い切ってしまうほどに説明の効かない出来事だったようです。完成した映画を観たロレーヌさんは、映画に誇張された部分はほぼ無いとさえ言い切っている...



さて、そんな恐ろしい映画の内容ですが、よくある複数の悪霊に取り憑かれた館物で、エクソシスト的なエッセンスが沢山入った作品だと考えて下さればよろしいかと思います。家に入るのを嫌がる愛犬、何度直しても3時7分で止まる時計、勝手にスイッチが入るテレビ、見えないお友達と遊ぶ少女、どれを取っても王道ホラーに欠かせ無い要素でした。


とにかく新しいこと、お金のかかることばかりに目を向けず、ベタを突き詰めてみたらこんなに恐ろしい作品になったという感じかと。暗闇の使いかたや音の扱い、目に見えない部分が本当に上手なので、恐い何かがちょいっと出て来るシーンを効果的に盛り上げていました。物が動いたり取り憑かれた女性(この方の演技はかなり凄まじかった....)の身体が重力を無視してあらぬ方向へ動くのも迫力ありましたし、教会が悪魔払いを許可するまでの手順みたいなことが描かれているのも面白かった。地味なディティールの良さが本当に光ってます。


ジェームズ・ワンという監督は、もの凄い才能の持ち主というより、既に使い古され手垢の付いた手法に一味加えて磨き上げるアレンジャーですね。まだ30代という若さですし、これからもベタを磨き続け、良いネタを何処からか拾って来て欲しいものです。



ぱっと見「バイオショック インフィニット」のルーテス兄妹に見えなくも無い、主役のゴーストバスターである”ヴェラ・ファーミガ”と”パトリック・ウィルソン”の2人が良い味出してたので、フィクションで良いからエドとロレーヌを主役にした連続ドラマが観てみたくなりました♪ヘ( ゚▽。ヘ)

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※↑これがルーテス兄妹 http://doope.jp/2013/1231149.html


ちなみに、〜3/31までPSNでSD画質なら100円(HDでも200円)で鑑賞出来ます↓

「エリジウム」「ウルヴァリン: SAMURAI」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」なんかも見れちゃいます。






posted by lain at 07:24北海道 ☔Comment(0)映画