変わったようで変わらない迷作の行方は?「Call of Duty: Ghosts」/Infinity Ward/2013年/PS3/XBOX360/PS4/Xbox One/感想

 何年か前から、年末の風物詩になりつつあるCoDシリーズ。

 『出せば売れる』

 けれどシリーズを重ねるごとに新鮮さは徐々に失われて来たように思います。





 MWシリーズで良い味を出していたゴーストというキャラを主役に据えて、過去の2大作品とはまったく世界観を共有していない物に仕上げたらしいのですが、まったくそれを知らずにプレイしていたため、それでなくとも大局的な戦況が頭に入らないシリーズが、更に頭の中を混乱に叩き込んでくれました。まあ詳しいことを理解する必要は無い作品ですがw

いつものようにアメリカが危機的状況にあると言うシチュエーションは変わらず、アメリカが南米諸国などからなる連邦軍に押され劣勢な状況にあり、プレイヤーは兄と父と仲間達とでそれを覆す反抗作戦を押し進めることになる脚本についても、いつも通り有名作家が書いているだけあって映画的で普通に面白い。どんなにゲーム性に飽きていてもね。

 過去に父が助けられなかったゴースト部隊の1人が連邦側の将兵として現れ、主人公達ゴーストを根絶やしにするため立ちはだかる王道展開は安定感があります。今回始めて吹き替えで遊んだのですが、その立ちはだかることになる元ゴースト”ローク”のしつこさが最高に良かったです。”山路和弘”さんの声にぴったりなキャラでした。

 他のキャストも概ね満足でしたが、唯一”杉田智和”氏が微妙だったかもしれない。MGS PWの”和平・ミラー”役も少々違和感があったけれど、更に真面目で緊張感のある役だった今回は、何処となく本来のおどおどした彼の性格が見え隠れしてしまって嘘くさく感じてしまいました。杉田氏は大人っぽい役より、いい加減で自虐的なキャラが一番いいですw

 

 ともあれ、今回吹き替えを選んだことで、マンネリした気分を少し変えることが出来ました。新たに宇宙と水中での長めなステージがあったことも少しは新鮮な楽しみを提供してくれた気がします。画質の綺麗さも相変わらずくっきりハッキリで見易かったですしね。これからはGhostsシリーズがCoDの一翼を担うのでしょう。完全に「続く」でしたし...


なんかでもそろそろ2年に一回くらいでいいですねCoD。どうせマルチで長く遊ぶ人が多いですし、DLCで更に寿命が延びるわけで、飽きた頃にまたCoDが発売されると息つく暇も無くて胃にもたれます。

そのマルチもGhostsになってかなりテコ入れが成され、少しでも新鮮な空気を取り入れようとしているのは伝わって来ましたが、一部面白いと感じるルールがあっても、より一層狭く入り組んだMAPのせいで裏取り合戦なスポーツタイプのFPS色が強まってしまい、個人的には直ぐ嫌になってしまいました。大きめのMAPを大人数で遊ぶ"グランドウォー"が無くなってしまったのも痛い(現在PC版だけプレイ可能。次世代機ではプレイ可能になる可能性があるとか無いとか)

BOシリーズのゾンビに対抗して作られたようなエイリアンモードも、最初は楽しいが1時間ほどで飽きました。MW3のSpec Opsモードの方がよほど楽しかった....

宇宙でのミッションがあったし、なんとなくエイリアンモードってのも有りな気はするけれど、プレイ内容が単調過ぎてつまらないですね。BOシリーズのゾンビはMAPごとに色んなギミックが施されているから結構遊びましたが、Ghostsのエイリアンモードはあまり遊ばないことでしょう。




そつが無いけど特出した物も無い。今のCoDの現状がよく分かる最新作でした。

やっぱ戦場らしさを体感出来るBFシリーズの方が、僕は性に合っているようです。





関連過去記事

『良くも悪くもMW「CoD MW3/Infinity Ward/2011年/XBOX360/PS3/ゲーム感想」』 http://lainblog.seesaa.net/article/236211030.html
posted by lain at 07:09北海道 ☔Comment(0)ゲーム