救済から一転絶望が待っていたシーズン7の最終話。
終わってみれば今までで一番観ていて苦しい内容だった気がします。
自虐ゲージがMAXに跳ね上がったハウスの凶行は、ハウスの友人達だけではなく僕ら観客もかなりショックな結末でした...
結果、精神病院送り以上の刑務所送りになったハウス。とうとう来る所まで来た感じ。
模範囚として早めに出れそうになっても、いつも通りの俺様具合で自虐街道まっしぐら。
獄中で声を掛けて来た病人の診断の為に無茶を押し通し、結局独房行きと言う有様。
何処に居ても変われない彼に、一体どんな最後が待っているのか不安になりますね。それでなくともファイナルシーズンですから.....
もしもカディ役の”リサ・エデルシュタイン”が降板しなければ、こんな絶望的な展開にならなかったのかもしれない。重要人物である彼女がこのシーズンに出ないだけの衝撃的理由が必要になったがゆえに、ハウスの凶行をより激しいものにしなくてはいけなくなったのではなかろうか?
以前にもレギュラー役者が降板するとき不自然な”自殺”扱いにした前科を持つDr.HOUSEですから、まったく有り得ないとは言えないでしょう。
いくら盛り上がるからといって、不自然に脚色し過ぎるのはちょっと違うような気がしちゃいますね。
まぁ、これで最後なのだから、きっと寂しいだけではないハウスにしてくれるはずだと信じ、しばらくは受刑者ハウスを見守りたいと思います。
ハウスとの別れまで、あと21話....
FOX公式 http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1555
関連過去記事
『人類の永遠のテーマ”愛”をどう解き明かす?「Dr.HOUSE シーズン7」/FOX/2010年/米国/海外ドラマ/感想』
濃密なシーズンでした...「Dr.HOUSE シーズン6/FOX/2011年/米国/海外ドラマ/感想」
気付けば遠くへ来たものだ「FURTHER ALONG -20th anniversary mix-」/SPIRAL LIFE/石田ショーキチ/車谷浩司/1993年/2013年/音楽/感想
20年前って、何してたかな?
今35歳だから、15才だったわけだよね?
てことは高校一年生。面白くも無い学校にただ毎日欠かさず通い、休み時間はひたすら寝るっていう非生産的青春を味わっていた頃かと思う。
楽しみと言えば1時間に一本しか無い汽車の時間まで、駅前のビル街をぶらぶらして本やらゲームやらを見て回る事くらい。高校に通うようになるまで見た事も無かった風景がそこら中にあって、放課後はとても刺激的でした。
しかし、肝心な先立つ物(お金)がほとんど無いため文字通りのウィンドウショッピングでしかなく、行く先々でチラシやらポスターやら『無料配布』と名の付く物を拾い集めるのがいつしかメインになっていた。
そんなしけた高校生活も終わりに近づいた頃出会ったのが”SPIRAL LIFE”の「GARDEN」
以前SPIRAL LIFEの車谷さんの事を書きましたけど、良く通っていたCDショップに置いてあった正体不明のデモテープ(勿論磁気テープの事であるエッヘン)がGARDENだったのです。

まだまだ音楽に疎かったので、どんなバンドで日本人かどうかさえ知らずに英語歌詞と曲の格好良さに惚れて何度も何度もリピートしていたものです♪確かフルには入っていないショートバージョンだったはずなのにw
それからやっと高校と言う名の収容所から脱出し、ようやく自分のお金でなんでも買えるようになって、思い出したかのように1stから最後のベスト盤まで買い漁ったのも良い想い出。
既に解散していた事を知った時はとても哀しかったけどね....
それから20年
車谷さんと組んでいた石田ショーキチさんにとってもデビュー20周年と言う事で、SPIRAL LIFEの1stアルバム「Further Along」をミックスダウンしたものをショーキチさんが出しました。
正直エレクトロニックな石田さんより車谷派だった僕としては、このニュースに喜びと不安が入り交じる気分でしたが、実際に聴いて見るとそんなものは杞憂でしかなく、当時感じたセンシティブさに力強さが加わった感じがして、以前のものと聴き比べると今回の20周年アルバムの方が2人のボーカルもサウンドも遥かに良くなっています。鮮やかになったことで、改めて彼等の楽曲の完成度に驚かされました。いくら下積みがあったとはいえ、デビューでここまで音源を作り込めるのはやっぱり凄い。
ニューアルバムだと偽って出しても充分に聴き応えがあり、とても満足のいくミックスダウンでしたが、もしも車谷さんがこの20周年企画に参加していたら、また違ったものになったかもしれないと、ふと考えてしまい切なくなりました。
今回のFurther Alongは、捉え方によってはショーキチさんから車谷さんへのメッセージとも取れるような気もします。車谷さんになにかしらの連絡を取ったかどうかは分りませんが(後でライナーノーツを読んだところ、作り直す際、連絡は取り合っていたらしい。2人とも角が取れて和やかに会話出来るようになったそうなw)、ショーキチさんは車谷さんと築いたSPIRAL LIFEへ未練が何処かに残っているのかもしれませんね。
互いに高い場所を目指していたからこそ違う道を歩んでしまいしたが、そんな2人だから魅力的なSPIRAL LIFEを作り上げられたのも事実。だから、僕らがついつい再結成なんて期待を膨らませてしまうのも仕方無い話だと諦めて下さい.....
20周年を期にSCUDELIA ELECTROも再動させ、「FURTHER ALONG (もっと遠くへ)」と願ったショーキチさん。
彼にとってこれからの20年が、充実したものになる事を祈りつつ、いつしか年金生活をおくるジジイになったSPIRAL LIFEの2人が優しく微笑みながらあの頃の歌をハモる姿を想像しながら、もう少しだけFURTHER ALONGを聴いていようと思いました♪(【゚ー゚】)♪
石田ショーキチHP http://scudelia.net
Laika Came Back http://laikacameback.blogspot.jp
関連過去記事
『車谷浩司と言う音色。』
今35歳だから、15才だったわけだよね?
てことは高校一年生。面白くも無い学校にただ毎日欠かさず通い、休み時間はひたすら寝るっていう非生産的青春を味わっていた頃かと思う。
楽しみと言えば1時間に一本しか無い汽車の時間まで、駅前のビル街をぶらぶらして本やらゲームやらを見て回る事くらい。高校に通うようになるまで見た事も無かった風景がそこら中にあって、放課後はとても刺激的でした。
しかし、肝心な先立つ物(お金)がほとんど無いため文字通りのウィンドウショッピングでしかなく、行く先々でチラシやらポスターやら『無料配布』と名の付く物を拾い集めるのがいつしかメインになっていた。
そんなしけた高校生活も終わりに近づいた頃出会ったのが”SPIRAL LIFE”の「GARDEN」
以前SPIRAL LIFEの車谷さんの事を書きましたけど、良く通っていたCDショップに置いてあった正体不明のデモテープ(勿論磁気テープの事であるエッヘン)がGARDENだったのです。

まだまだ音楽に疎かったので、どんなバンドで日本人かどうかさえ知らずに英語歌詞と曲の格好良さに惚れて何度も何度もリピートしていたものです♪確かフルには入っていないショートバージョンだったはずなのにw
それからやっと高校と言う名の収容所から脱出し、ようやく自分のお金でなんでも買えるようになって、思い出したかのように1stから最後のベスト盤まで買い漁ったのも良い想い出。
既に解散していた事を知った時はとても哀しかったけどね....
それから20年
車谷さんと組んでいた石田ショーキチさんにとってもデビュー20周年と言う事で、SPIRAL LIFEの1stアルバム「Further Along」をミックスダウンしたものをショーキチさんが出しました。
正直エレクトロニックな石田さんより車谷派だった僕としては、このニュースに喜びと不安が入り交じる気分でしたが、実際に聴いて見るとそんなものは杞憂でしかなく、当時感じたセンシティブさに力強さが加わった感じがして、以前のものと聴き比べると今回の20周年アルバムの方が2人のボーカルもサウンドも遥かに良くなっています。鮮やかになったことで、改めて彼等の楽曲の完成度に驚かされました。いくら下積みがあったとはいえ、デビューでここまで音源を作り込めるのはやっぱり凄い。
ニューアルバムだと偽って出しても充分に聴き応えがあり、とても満足のいくミックスダウンでしたが、もしも車谷さんがこの20周年企画に参加していたら、また違ったものになったかもしれないと、ふと考えてしまい切なくなりました。
今回のFurther Alongは、捉え方によってはショーキチさんから車谷さんへのメッセージとも取れるような気もします。車谷さんになにかしらの連絡を取ったかどうかは分りませんが(後でライナーノーツを読んだところ、作り直す際、連絡は取り合っていたらしい。2人とも角が取れて和やかに会話出来るようになったそうなw)、ショーキチさんは車谷さんと築いたSPIRAL LIFEへ未練が何処かに残っているのかもしれませんね。
互いに高い場所を目指していたからこそ違う道を歩んでしまいしたが、そんな2人だから魅力的なSPIRAL LIFEを作り上げられたのも事実。だから、僕らがついつい再結成なんて期待を膨らませてしまうのも仕方無い話だと諦めて下さい.....
20周年を期にSCUDELIA ELECTROも再動させ、「FURTHER ALONG (もっと遠くへ)」と願ったショーキチさん。
彼にとってこれからの20年が、充実したものになる事を祈りつつ、いつしか年金生活をおくるジジイになったSPIRAL LIFEの2人が優しく微笑みながらあの頃の歌をハモる姿を想像しながら、もう少しだけFURTHER ALONGを聴いていようと思いました♪(【゚ー゚】)♪
石田ショーキチHP http://scudelia.net
Laika Came Back http://laikacameback.blogspot.jp
関連過去記事
『車谷浩司と言う音色。』