ただ、あえて気付かないなら気付かないままにいておけば買わずにすむだろうと思いつつ、結局毎週末はしっかり新刊の平積みだけはチェックしていたりするからなかなか本を減らせない。
先週末に見つけた”浅田寅ヲ”のBL本もそんなつい買ってしまった罪本の一冊だった...
浅田寅ヲがBLを描くのか?
BLで固められた新刊スペースで彼の名を見つけて正直驚いた。
商業誌に出て来てからの寅ヲさんしか知らないので、先鋭的なコマ割りが逆に読み難い&独特なキャラ絵の存在感が半端無い人っていう印象しかなく、確かに美形キャラは描いているけどBLにはアクが強過ぎる作家さんな気がしてならなかった。実際には以前からBLを描いていたと知って驚きは倍増しましたww
寅ヲさんの別ネーム名義の同人誌にまで手を伸ばしていた人には何を今更な話ですが、読んでみると普通にBL漫画で面白かったです。
近未来の日本にある架空の島”碧島”を舞台に、主人公が”ライム”と呼ばれる電脳バトルゲームに巻き込まれてゆくお話なのですが、寅ヲさんらしいフォントや吹き出しの使い分けの描写が上手いので、混乱し易いSF設定も自然と受け入れて楽しめるのが良いですね。
そう言った情報量の詰め方が多い事が仇になってコマ割りに若干の難がある気もするのですが、不思議と読めてしまうのが寅ヲ節だと割り切ってしまうのが吉なのかも知れませんw
それにしても完全に浅田寅ヲ作品に見えるほど、原作である女子向けゲームのキャラデザインは個性的ですね。流石はNitro+の関連ブランドといったところでしょうか?
今やBL要素を無視出来る業界は何処にも無いのだと、つくづく実感する今日この頃です。
(= ワ =*).。oO日本経済の復活の鍵は、女子が握っているのですよ.....
DRAMAtical Murder公式HP http://www.nitrochiral.com/game/dmmd/