得てして大物はいつの世も我が侭である「The Age of 27〜ケーシー・ストーナー27年の軌跡〜」/日テレG+/スカパー/MotoGP

 あらゆるプロスポーツ選手が絶対に避けて通れ無いのが『引退』


 怪我や人間関係のごたごた、最後には戦力外通知を受けて引退を仕方無く受け入れる人もいる。


 だから彼等選手の苦悩も知らずテレビやスタジアムで鑑賞している僕らと、とうの選手達が望む引退のカタチは相容れない事も多々あり、お互いに満足感のある引き際を迎える事が出来るのは稀な事。


 昨シーズンをもってMotoGPの世界から去った”ケーシー・ストーナー”もそんなすれ違いを感じる引退を残していった人の1人だ。




  最高峰クラス史上4人目の勝利数を誇るストーナーがまだ27歳という若さで脂が乗り切ったまま去るというのは、正直勿体無いと思う半面、綺麗な終わり方としては最高の引退であるとも思う。


 世界最速を競う2輪最高峰のレースで1度でも世界チャンプになった男が、何年もダラダラと勝てないレースを続ける姿など誰も見たくないだろうし、最高のパフォーマンスを発揮出来る年齢で幕を下ろすのはハッキリ言って格好良い。


 だけど、彼の自由意志で大きな舞台から降りる事なんて、もうしてはいけないレベルまで彼は行き着いてしまっていたわけで、お世話になったチームスタッフからスポンサー、しのぎを削ったライバル達への責任、そして彼が誰よりも速くチェッカーフラッグを受ける為に犠牲にして来た”マシン”達への恩返しがまだな気がして、どうにもストーナーの我が侭を許せない自分が居ます。


 ストーナーほど転んだ分だけ速くなったライダーは居ないんじゃ無いですかね?




 純粋に速さを求めて駆け抜けたストーナーにとって、ロッシを特別視した組織の姿や、ワークスとサテライトの待遇の差等、大人の事情が渦巻く最高峰クラスはあまりにも汚れた世界に見えてモチベーションを維持出来なくなったと言うところもあるのかもしれない。


 窺い知れない彼なりの答えですし、他人がとやかく言う事でもありませんが、まだまだ走れるのに走るを事を放棄する彼の引退は本当に寂しいですね....




 彼は今年からは地元オーストラリアのV8スーパーカーの下位カテゴリーで参戦し、四輪レースの世界へ挑戦するそうです。新たな舞台でもえげつない速さを見せつけてくれるのか非常に興味があるところですが、ロッシが現役のうちに、MotoGPへ復帰するとか言って周りを振り回すくらいのストーナーも見てみたい。


 兎に角どんなカテゴリーでどんなマシンに乗ったレースであろうとも、いつまでもドゥカティの暴れ馬を駆っていた2007年のチャレンジングな生き様を忘れずにいて欲しいものだゞ(*ゝω・)ノシ






 ケーシー・ストーナー公式HP http://www.caseystoner.com.au


 日テレG+番組紹介ページ http://www.ntv.co.jp/G/motorsports/motogpstoner/



 ※引退特番は3月3日と3月27日に再放送予定。