触れたら脆く崩れさりそうな萌え具合♡「星川銀座四丁目 1巻」/玄鉄絢/芳文社/2010年/百合/漫画/感想

 ここ数年、”BL”やら”男の娘”やらが2次元でも人気でしたが、それ以上に伸びて来た気がするのが『百合』

 2000年に入ってから、熱心に百合漫画を提供して来た”一迅社”産の作品辺りから、男子が楽しめる百合に移り変わって来た事が大きな要因でしょうか? 伝統的な昔の百合は、お嬢様学園でお堅い主人公が苛めにあったりする重い作品が多く、読む人を選ぶ印象が強かった...

 しかしそんな特殊な空間の魅力に目覚めた男子が、今度は萌えを重視した百合を描き始め、彼等の思い描く実際には『有り得ない』可愛い女の子同士の世界に、今度は女子達が萌えるようになるw この逆輸入的なサイクルの結果、百合は男女問わないジャンルへと変化・成長して来たのではないかと思います。



 テキトーな分析で前置きが長くなりましが、今回紹介する”玄鉄絢”さんの作品も男子が好みそうな、女の子同士の萌えなんですよ...♡

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 訳ありの教え子(♀)を自分の家に引き取る事にした家事全般ド下手な小学校教諭(♀)が、まだ小学生である女の子との日常にドキドキしてるド阿呆な作品なんですが、露骨な性描写を使わず、わずかに香るエッチさを見事な距離感で描いているのが初々しくていいんです♡ どう見ても2人とも子供にしか見えないので、教諭と生徒と言う設定にそれほど意味は無さそうですが、禁じられた関係であった方が、本人達も、読者も色々と燃え上がるってものですよねっ!!


 元々男性向け成人コミック誌で活躍していた作者の"玄鉄絢"さん。とても線の細い作画なので、女子達の揺らぎ易い繊細さが伝わる味があります。僕は作者の描く”伏し目がち”な表情に溜まらなくきゅん♡とします//// ホント百合作品に合ったスタイルの漫画家さんですねw

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 エロもちゃんと含まれていた「少女セクト」の時も、どこにでもある幼稚でしつこいエロスとは違い、同性同士の不毛さが繊細なシチュエーションで描かれていて、少々淡白に見えるエロシーンも逆に百合の良さに繋がっていました。 正直エロ漫画としては失格でしたけどねwww


 そんなわけで、「少女セクト」とは違う”コミカル”さと、ほんわかした空気感で一杯だった「星川銀座四丁目」

 女の子同士の相互依存型 ”ままごと” 生活を独占したい方にはオススメです♪


 骨太なストーリー物なんて忘れて、ただひたすら百合の可愛さを楽しむのもたまにはいいものだねぇ*´∀`)



 玄鉄絢さんHP http://www.lo-tek.info

 Twitter https://twitter.com/Kuroganium
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舞台の歴史が、また1ページ....「舞台 銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国篇」/2011年/舞台

 去年初公演が行われ、まさかの舞台化が実現した「銀河英雄伝説」のDVDを鑑賞してみました。

これ観たあと爆睡してた...


 第一章として、”銀河帝国”側に内容を絞り、キルヒアイスが残念な事になるところまでの舞台化だったのですが、非常に好評だったようで、1年の間に同盟軍側や各主要キャラに焦点を当てたスピンオフ舞台が次々と作られるまでに発展してるんですよね〜♪

 元々”スペースオペラ”として有名な原作ですし、OVAではクラシック音楽をBGMに使っていた事もあってか、非常に舞台化するにも違和感無く良い題材だったのでは無いでしょうか?


 ただ幾ら周りの反応が良くても、ほとんど舞台らしい作品を観た事の無い僕には、舞台の世界でも類に見ない宇宙艦隊戦のシーンがどのように表現されるのかがとても不安でしたが、実に躍動感のある抽象的舞台演出がなされていて、定石の出来ていない新しい舞台『銀河英雄伝説』を良くぞモノにしたものだと感心しましたww
 
 出演されている役者さんもかなり確かな人達で、様々なコンテンツで実績を持つ”長谷川初範”さんや、元宝塚のトップ娘役だった”白羽ゆり”さんや、あの”access”のボーカル"貴水博之"、”米米クラブ”の"ジェームス小野田"さん、OVAで長年”ラインハルト”を演じて来た”堀川りょう”さんまで出演w 他にも僕はあまり知らないけれどなかなかいい感じの役者さんがミッターマイヤーとロイエンタール等を演じていて、非常に厚みのある配役になっている事に驚きました。舞台化の本気具合が半端じゃ無いんですwww

 これだけのメンバーが周りを固めてくれたおかげもあって、初舞台で初主演の”松坂桃李”君が、緊張していながらも伸び伸びとラインハルトを演じているのが更に良かったなぁw若くてまだまだ青臭い感じがラインハルトの餓鬼っぽいところに丁度♡ 若干滑舌が悪いので、台詞噛まないかハラハラさせるところも女性に人気が出そうな予感がする.....


 それにしても、舞台はやっぱり生で見るのが良さそうですね。DVDではカメラがアップになる場面が多く、表情が見え過ぎてしまうのがなんか違う感じ….

 化粧も演技も、会場全体に伝わり易いように大袈裟にするのが舞台ですから、アップになるとどこか滑稽になってしまう気がw まあ慣れれば気にならない程度の話ではありますが、実際に劇場へ脚を運びたくなるDVD鑑賞の欠点ではあります。

 あと一つ不満があるとするならば、BGMのチョイスが微妙だと言う事。あまりにもOVAのイメージが強いため、ここはこの曲あの曲と僕の中で固定観念があるので、かなり有名な作曲家さんみたいなんですけど、好みではありませんでした...



 とまあ、細かい違和感への戸惑いみたいなのはありましたが、最良の舞台化を彼等は実現出来ています。何度となく眼に、耳にして来た名台詞・名場面が、こうして生身の人間によって蘇るなんて、新たな銀英伝の一面を味わえた嬉しさで一杯になりました♪ 

 舞台だからこそ味わえる銀英伝が間違いなくあります!


 DVDの特典で収録されていた、舞台終わりの役者さん達を楽しめるアフタートークも面白かったなぁw主要キャラを演じる役者達の和気あいあいとしたやり取りに、思わず声を出して笑っていましたww  原作者の”田中芳樹”氏まで登場して来たのですが、役者さん達の引き立て役として出ろと言われたとか口にしてましたwww


 最初から最後まで、余すところなく楽しめる銀英伝の舞台に是非一度触れてみて下さい♡(*´∀`)ノシ〜

 
 

 公式HP http://www.gineiden.jp
posted by lain at 06:37北海道 ☔Comment(0)舞台