彗星と呼ばれた命の系譜『赤の肖像〜シャア、そしてフロンタルへ〜完全版』/アニマックス/2010年/感想

GWの終わりも見えて来た今夜は、『ガンダムウィーク』と銘打って”アニマックス”がガンダム関連の作品を放送していたので、『赤の肖像〜シャア、そしてフロンタルへ〜完全版』を観ていた。

2010年から劇場公開→メディア販売と言う形をとってアニメ化展開された『ガンダムUC』 その第2巻の公開に先駆けて行われたイベントと、同じ内容の物を再録した番組のようで、ガンダムUCの著者”福井晴敏”さんが書き下ろしたシャアの独白を”池田秀一”さんが情感たっぷりに朗読すると言う内容。

ガンダムUCの冒頭で使われていた、宇宙世紀が始まった日の映像や、初代→Z→逆シャアへと続く名シーンを挿入しながら進む池田さんの熱が籠った語り。福井さんの素晴らしく肉付けされた脚本が池田さんの演技にも影響したのでしょう。逆シャアでおそらく燃え尽きたシャアの最後の想いが言葉になった終盤、自然と池田さんのドヤ顔に鳥肌が立ってしまった....


そして散ったシャアの想いがブラックアウトして星空が広がり、新たな息吹としてフル・フロンタルが現れる。イベントでも同じ演出だったとしたら、観客はどれほど熱い感動を手にしていたのだろう?バックを支える弦楽の素晴らしさもあいまって、身悶えていたファンも多かった事でしょう。

生でイベントを観るのは無理だったとしても、もっと早く完全版を見ておけば良かったとつくづく思いました。アニマックスでの初回放送を録り逃してからずっと観ずに来ましたから....どれだけシャアと言う人が、人間として純粋で不器用で愛おしい人物であったかを、改めて思い知るような番組でしたね。実に面白かった♪



話は変わりますが、ここ数年一時代を築いて来た大好きな声優さんやクリエーターの人々が60代で亡くなっており、御歳62歳である池田さんの事も、心の片隅で心配しています...

声のお仕事と言うか、役者と言うのは架空の人物の想いを一時的とはいえ背負ってしまうものですから、心にストレスが溜まり易い傾向にある職業ですし、生活も不規則で飲酒が好きな方も多い。その演技の素晴らしさと引き換えに命を削るのが役者なのです。

だからその大好きな役者さんの素晴らしい演技をもっと観たいと思うと同時に、いつまでも健康でいて欲しいと願うのは、あまりにも身勝手な想いかもしれません。


けれど願わずには居られないですよね?最高の演技をいつまでもと......



あぁ...刻が見える.....



当時のイベント情報 http://www.gundam.info/topic/4332
ガンダムUCアニメ版公式 http://www.gundam-unicorn.net/
posted by lain at 23:20北海道 ☔Comment(0)アニメ