ここから全てが始まった?「猿の惑星: 創世記」/ルパート・ワイアット(監督)/2011年/米国/映画/感想

 子供の頃にテレビで観たきりの『猿の惑星』


 恒星間飛行の末、宇宙飛行士の主人公達が辿り着いた惑星が、人間を家畜扱いしている”猿”の星だったと言う特殊な状況と、あの有名でショッキングなオチは、飽きっぽい子供心にも衝撃的でした。


 元々が、一定の人種を奴隷として使って来た歴史を題材にして書かれた小説が原作で、ペット扱いの動物と主人の関係が逆転した世界にもしも僕達が放り込まれたら?が、新鮮だった同SFシリーズ。


 絶望的なその状況から人間がどう生き延びてゆくのか?同じ霊長類として、人間と猿も想いが通じ合うのか?


 そんな淡い期待が見事に打ち破られた1作目のプロローグ的な位置の映画が今作。




 随所に旧作との繋がりを匂わせるところがあるものの、直接的な繋がりは無く、この映画1本でストーリーは成り立っていて、猿がどうやって人に代わって地球の主たる存在になったのか?そしてどうして人間は滅びの道を進んでしまったのかを、一人の科学者とモルモットだった雌チンパンジーの遺した小猿との交流を中心に描き、今までの猿の惑星の中でも、かなり心温まる内容になっていました。


 ただ、主役の小猿が設定上あまりにも人間的になるので、彼が仲間の猿達と決起するシーン等、各所で猿の仕草やカットの見せ方が何処かで観た映画のワンシーンのように見えて、主役が猿に代わってもやっぱりアメリカの本質は変わっていない事が少し残念でした...


 どんなに人間の愚かさを猿の目線で描こうとしても、所詮人間の考える脚本ですからねwいっそ猿自身に書いてもらったら良い本が出来るかなぁ....




 脚本もベタで、CGに頼り過ぎてあと一歩で神話になり損ねた気もしますが、小猿と科学者の父親でアルツハイマーなおじいさん(ジョン・リスゴー)とのやり取りが非常に良い映画なので、それだけでも観る価値があったと思います♪




 あ、そういやマルフォイ出てたわ....(´-`)


posted by lain at 21:26北海道 ☔Comment(0)映画