今回は、宇宙戦艦×BLの娯楽SFだっ!「天冥の標Ⅲ アウレーリア一統/小川一水/早川書房/ハヤカワ文庫JA/2010年/小説/感想」

 こつこつお昼休みに読んでいた「天冥の標」も、気付けば4冊目、シリーズ三つ目の「天冥の標Ⅲ アウレーリア一統」まで読み終わりました。

 毎度違った要素を入れてくれる小川さん。今回は、これぞ娯楽SFと言える宇宙戦艦ものでした。


 宇宙に蔓延る海賊を狩る、若きアウレーリア家の当主"サー・アダムス・アウレーリア"が、人の手に余る未知の遺産”ドロテア・ワット”を廻る戦いに身を投じてゆくのですが、そこに色んな勢力の思惑が絡みもつれ合うのがまたたまらないwそこには主役に試練をたっぷり与え、最後に出て来るスィーツを美味しく食べてもらおうと考える、作者の調教姿勢が見え隠れしているような気がするとかしないとか♡ヒーローのピンチと復活。これは燃える展開に絶対外せない要素ですよねw

 宇宙船同士の戦闘や、肉弾戦の緻密さも光っていました。SFに欠かせ無い宇宙ならではの戦い方、自分なりに想像するのが楽しくて仕方無いww

 ついでに絶世の美男子アダムスの一族(酸素いらず(アンチ・オックス))の性的設定から、凄くBL色の強いノリになっており、その手の方面が好きな方も絶叫するほどの相関模様もたまりませ〜ん♪小川さん絶対萌えエロ要素は外さなくて素敵♡壁|∀`)じ〜

 

 天冥の標Ⅰでのあの2人にダブって見える主役であるとか、いままでどんな存在なのか、その目標は何なのかが分っていなかった”ダダー”の目的も徐々に見えて来たりと、シリーズ既読の方には見逃せない巻でもありましたが、この一冊だけを読んでも非常に楽しめる娯楽性の強い作品になっていると思います。

 ちょっとSFは苦手だなぁ...と、敬遠している方にもオススメです♪特に腐女子の方にはちょーオススメwまずはここから読んで下さい。そうすれば自然とシリーズ全部をチェックしてみたくなる事でしょう。


 次は哀しき愛の機械達が主役の巻。今度はどんなテイストにまとめられてゆくのかが楽しみです♪新たな事実も明らかになる事でしょう。

 また、昼寝の時間が無くなってゆく予感.....

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posted by lain at 22:11北海道 ☔Comment(0)小説

君は、何者として生きてゆきたいか?「アバター/ジェームズ・キャメロン(監督)/サム・ワーシントン(主演)/2009年/米国/映画/感想」

 「アバター」のストーリーを簡単に言うと、架空の惑星ポリフェマスの衛星パンドラの先住民”ナヴィ”と、今現在より深刻なエネルギー問題を抱える地球人との問題を、その板挟みになる人間と被害者側(ナヴィ)の視点で描いたもの。そのため、アメリカが建国した時からずっと抱える他民族への侵略問題を引きずった形でシナリオが書かれています。

 脚が不自由な主人公が、自分の分身(アバター)で自由に走り回れるようになり、最後の楽園を思わせるパンドラで、ナヴィ達との生活を送っている様は楽しく素晴らしかったものの、最後の最後であそこまで人類と決別するシナリオにされてしまうと、少々胃にもたれます....

 人類の強欲を悪く描くのはいいけれど、あまり軍人ばかりを悪者にする脚本は好きではありません。軍人だって縦社会の手足にしか過ぎないのですから....批判すべきは、意思決定を下す連中の利権であるべきです。劇場で観た時にも、この辺がどうにも腐に落ちなくてモヤモヤしました。それに、まるで人類に見切りをつけたかのように、主人公が人間である事まで止めてしまうのが観てて辛かったです。せめて人としてナヴィを愛する者であって欲しかった....


 どうにもスッキリしない映画だったと言うのが僕の正直な感想です。映像的にはもの凄い完成度を見せていて、目を奪われる幻想的なパンドラの風景、ナヴィ達の身体の質感がリアル過ぎて凄いとしか言えません。特にキスシーンでの唇の肉の質感たら半端じゃなかったw技術的には満点以上の映画だと思います。

 キャメロン監督は小難しいシナリオは書かず、シンプルに伝わるストーリーを好む方なのでしょう。そんなものより最先端の技術にこそ重きを置いた監督だと言えます。このアバターに関しても、技術的な面への力の注ぎ方が尋常じゃないですよねwベタな脚本を、より鮮麗された技術で磨きあげる。それがキャメロン作品の魅力でもあります。


 さて、「アビス」「ターミネーター」「タイタニック」「アバター」と、映像職人として先頭を走りたがる”ジェームズ・キャメロン”の未来は何処へ向うのか?期待と不安が僕の中で膨らんでいます....

 パート3まで製作される事が決定しているアバター。一体どんな展開と終わりを見せるのか?なんだか凄く不安だなぁ......
 


 (´-`;).。oOあ、よく考えると昔から体制批判的なシナリオ多かったかも....
posted by lain at 07:15北海道 ☔Comment(0)映画

酒は飲んでも飲まれるなっ!「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い/トッド・フィリップス(監督)/2009年/米国/映画/感想」

 『結婚式を2日後に控えたダグは、親友である教師のフィルと歯科医のスチュアート(スチュ)、そして婚約者の弟のアランと共にバチェラー・パーティー(独身さよならパーティー)として、ラスベガスを訪れ、シーザーズ・パレスに滞在する。

だが翌朝、酔いつぶれていたフィル達が目を覚ますとダグは消えており、スチュは歯が一本抜け、トイレに虎が出現し、クローゼットには赤ん坊がいるという意味不明な状況に陥っていた。どうしてこうなったのか、そしてダグはどこへ行ったのか、彼らは二日酔いの頭で必死に思い出そうとする...』

あらすじby wiki






 そもそもなんでアメリカじゃ独身最後には馬鹿騒ぎするってキメてるんだかww日本でもそりゃ結婚を祝うと同時に、自分勝手に楽しむ生活との別れを惜しんで呑んで騒いで馬鹿をやるくらいの事はあるかもしれないけど、アメリカほど習慣にはなって無いと思うわけで....


 しかもこの4人のやる事は派手過ぎるwドラッグ入りの酒で記憶がぶっ飛んで、朝起きたら”にわとり”はいるわ、”虎”はいるわ、誰の子かわからない”赤ん坊”は泣いてるわ、肝心の花婿は行方不明だわ、どうしたらこんな事になるのか、シラフでも分らないでしょこれじゃwww


 どうにかして自分達の足取りを調べようとあちこち聴いて周る度、明らかになってゆく顔を覆いたくなるような馬鹿騒ぎの証拠w一つ一つ阿呆らしくてたまらないwwしかしどうしたら一晩でこんな騒ぎ方が出来るんだw



 自分達のしでかした事の後始末に振り回され、なかなか花婿が見つからずぼろぼろのボンクラ共が、下品でお馬鹿で資本主義の権化でしょうがない映画ですが、頭空っぽでゲラゲラ笑いながら楽しむ分には最高の作品ですw有名映画のパロディをやってしまうとこなんかも凄く笑えますwwwレインマン


 出てるメンツのバランスも良かった。イケメン担当から、歯抜けで笑いを取る担当まで、随所にオモロい人材が配置されていました。特に「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 」の序盤トイレで主人公にズボンを下ろした状態で詰め寄るハイテンションアジア人を演じていた"ケン・チョン"がハンパじゃなく笑えたwwwケン・チョンは、元が真面目そうな顔してるんだけど、それが逆に可笑しくて可笑しくて可哀想な人だわw真っ裸でバールを振り回すシーンなんて吹き出しそうだったwwwww



 とにかく極めて下品なのでこの作品は女子には勧めませんwwでも独身最後の夜を向かえる男には、バチェラーパーティじゃなくて、ハングオーバーを観ながら過ごす事をオススメするよ♡(๑ ิ∀ ิ๑)






posted by lain at 07:07北海道 ☔Comment(0)映画