あの作家は今....?「藤原 薫」

 動きの少ないカット割りで、まるでドールのように無機質で美しい人々を描く作家が”藤原薫”さんでした。


 藤原さんが作り出す空間は、漠然とした不安を感じてしまうほど空虚で切なく脆い....それは作画にも表れており、乱れる事もしばしば。逆にその不統一で不安定な世界こそ、藤原さんの真髄とも言える気がする。

 表紙や、物語の見せ場でチカラの入った作画を見せるので、綺麗な絵を描く作家なイメージがファンにはあるでしょうけど、基本的にムラのある作家さんだw

 
 藤原さんは一枚画の凄みと、変質的な美しさで魅せるのが得意な漫画家さんなのですが、その構図の多くが、有名ファッション誌からの引用である事が、かなりネットで叩かれていました。それからですかね、新刊を出さなくなったのは....

 ほとんど内容が変わらない新装版は出されていましたが、それからはパッタリ出ない。「昔の話」の新装版から3年ほどが経過してしまいました。勿論新作の話は皆無です。

 たとえまんまパクリだったとしても、ジャンルが違うわけですし、そんなにめくじらたてて怒る事じゃないと思うんですけどねwもしもそれが理由なら寂しい限りです....僕は「フェティッシュ」のような完成度をもっともっと見て見たいのになぁ.....


 と、思って調べたところ、去年のFEELYOUNG6月号から7年ぶりの新連載を開始したとの記事を確認しました!タイトルは「その先の風景」不定期に連載を続けているようなので、単行本が発売される日も遠くないはず♪今からとても楽しみです☆ヽ(✿→∀←)ノ ワチョーイ♫




 それにしても、「楽園」どこ仕舞ったんだろ....ミツカラナイ
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posted by lain at 23:25北海道 ☔Comment(0)漫画

ゲド戦記 旅情編「お気楽大賢人と気苦労な王子」『ゲド戦記 さいはての島/アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店/1972年』

 とうとうアニメ版に出ていた”アレン”君が登場しました。この「さいはての島」では、ゲド達の住む世界で、少しづつ広がってゆく異変を調べる為に、ゲドはアレン君をお供にして、あての無い旅を続ける事になります。

 行く先々で人々の変わり様を目にし、肌で感じ取りながら、初めは頼りなかったアレン君がどんどん大人になってゆくのが魅力です。

 アレン君が、ゲドへの尊敬の念と猜疑心とをてんびんに掛けてもがき苦しむ様は、ファンタジー作品の枠を越え、純文学とも言えるほどでした。もうアレン君とゲドのコンビは萌えまくる事間違いないですな!キリリ
 
 あえて腐女子を焚き付ける必要は無いですが、そこの腐女子さん.....読めっ!!

 読まないと絶対損です♡壁|∀`)



 1巻、2巻と来て、この3巻の完成度は素晴らしいです。宮崎親子が一番映像化したかったエピソードであるのも頷けます。このまま映像化すれば良かったのに...←まだ言うかw

 4冊目の「帰還」は、少し雰囲気が変わり賛否があるらしい。それはそれで面白そうですけどねw

 ゲド戦記は巻を追うごとに作者の想いが強くなっており、5冊目の「アースシーの風」などは、”9.11”が起きてから書かれたもので更に作者の想いが綴られている事でしょう...



 ゲドの物語は、もう少し続きます......


posted by lain at 06:41北海道 ☔Comment(0)小説