『「ななめの音楽」/川原由美子/2011年/ネムキ/朝日新聞出版/漫画/百合/感想

 いままで一度も読んだ事のない作家さんの漫画を読んで見た。”川原由美子”さんの「ななめの音楽」♪

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 川原由美子さんは僕が1才にも満たない時代から漫画を描いてらっしゃるベテラン漫画家。名前だけはちょくちょく見かけていたものの、僕の手が伸びる事はいままでありませんでした。

 しかし、今回の「ななめの音楽」のタイトルと、帯に書かれたSFファンタジー作品っぽい売り文句にまんまと乗せられ購入w結構単純な理由で買うよねwww元々昔ながらのSF漫画が好きで、最近そういった作品を読んでおらず、自然と身体が欲してしまったという感じです♪

 
 で、初めての川原作品を読み始めると、なんだかとても掴み所の無い物語。冒頭から世界感を消化出来ないまま、主人公が憧れの先輩とどこぞに旅経ってしまいました....その後も、どこまでが事実で、どこまでが虚構なのか本当に分らないセリフや場面が続き、ストーリーで魅せる漫画というよりも、空気感というか、特殊な雰囲気で魅せる漫画といった感じ。作者が落とし所を本当に考えているのかどうか怪しいものですなwww

 いちおうあらすじ的なものを説明しますと、誰にも見えない翼が見えてしまう主人公の女の子が、憧れの先輩を追いかけドイツへ行きます。そこで彼女は先輩の参加しようとしている、飛行機のレースに一緒に参加する事になるのです。しかし、レース結果とは違う目的がありそうな謎の多い先輩。いったい本当の目的とはなんなのだろう....ってとこかなw

 で、レースまでのあいだに色んな出会いがあったり、レースが始まってからもなにかと事件が起こりそうな展開で1巻は終わります。正直、説明しずらいですねw読んでもらうのが一番早いかもwwwとりあえず確かなことは、百合として見ると、凄く素敵な展開だと言う事♡

 いつも寂し気で綺麗な黒髪をなびかせる先輩を始め、不敵に笑うスポックな髪型をした麗人、ふわふわ浮かれ気分で仕事をするメイド達、うさ耳をした人形を抱きかかえ夢想に溺れる少女、そして飛行機を天使と呼ぶ主人公....これらの登場人物達が魅せる、妖しき微笑みの表情は非常に萌える!細かな仕草の描き方も詩的で凄く綺麗だ.....


 明確な物語性を求める読者には向かない漫画だと思います。しかし、自分の感じるままに世界を愛せる方なら、この「ななめの音楽」は至上の夢をあなたに提供してくれるかも.....しれないw



 追伸、どうでもいいけど、この部分にセンスを感じた♡
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posted by lain at 22:27北海道 ☁Comment(0)漫画