女性はつおい♡「獣の条件/高口里純/集英社/2010年/漫画」

 BLばかりな印象のある高口里純さんですが、♂×♀もいけてますよ♡

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 女優志望の高校卒業したての女の子”稲村まどか” 彼女はごく普通のお堅く地味な女の子で、到底女優なんて華のある職業は誰が見ても無理....
 しかし、彼女にはとんでも無い武器があった、それは.....”カラダ”

 
 地元を出て行く時に友人からくどいほど、「あんたの取得はカラダだけだから」と言われ...上京したらしたでカラダだけでキャバクラのスカウトに声を掛けられ....オーディションに受かったと思ったら濡れ場のスタントに使われ.......

 まさに踏んだり蹴ったりwただ、そんな経験をして行くうちに、自分の武器を活かす生き方を学んでいくんですね♪どんな特徴であっても、個性として受け入れて味方にすれば、自分の可能性は大きく開けるものなのです。

 しかしそんな彼女の物語は中途半端な所で終ってしまいます。この続きを期待してしまうのは僕だけでしょうかw特殊な業界の裏側も大変面白かったし、このテイストでもう一冊欲しい所ですよ高口里純さん♡


 それにしても、この主人公の天然っぷりはホントに良かったなぁw実際居そうだね♪


 公式HP http://www.takaguchi.net/
posted by lain at 20:33北海道 ☔Comment(0)漫画

あればあったで悩むのが超能力...「光の帝国/恩田 陸/集英社文庫/2000年/小説」

 古本屋でチラチラ見かけてはいた恩田 陸さんの本。何度か目にしているうちに気になって買ったものの、いつものようにしまい込んでいました...
 その後、フォロワーさんの中に恩田 陸さんが好きな人がいたのが後押しになり、今回こうして読んでわけですが、読んで本当に良かった♡

 
 「膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから...『常野』から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?...」文庫の裏表紙より 

 こんな裏表紙を読めば、ガッツリなSFでミステリーなのかと思うかもしれませんが、そんな事はありません。これはその特殊な能力に苦しめられる人々のヒューマンドラマが主です。

 能力を持った主人公達は、皆一様に能力を望んで得たのでは無く、生まれついてのチカラであり、時にその能力のせいで心に深い傷を負う事も....しかし、そんな過酷な想いをしていても、彼等は本当に優しく温かく素晴らしい人ばかり。だから彼等の苦しみや哀しみを読んでいたらとても切なかった.....

 恩田さんの本は難しい文学でもなく、かと言ってライト過ぎ無いその文章は気軽に読めて、僕の身体に自然と溶け込んでいくのでなおの事感極まってしまいましたw

 読んでいると映像がとても伝わって来ますので、容易に作品世界に入り込む事が出来きたせいかもしれません。細かな部分もしつこく無い程度にバランス良く描かれており、変に読むテンポが止まったりする事はありませんでした。読後感も良くコクのある塩ラーメンってとこですかね♡

 そりゃドラマ化したくなるよね〜♪

 
 とにかくどの章のお話も普通に面白かったのですが、演出に差を出しているのがまた良かったです。おかげで緩急をつけた構成が最後まで飽きさせず僕を集中させてくれましたwこの常野の人々を書いた本があと二冊ほどあるようなのでまた読みたいですね〜♡


 
 それにしても、やはり”ツル先生”が最高に好きだなぁ....常野の人間の中で一番長寿であるがために一番哀しみを知っているツル先生が、最後の章であの子が帰って来たと泣くとこなんて、なんかめっちゃ良い話だった....ウルウル 

 おねがい!みんな彼等をそっとしておいて〜〜!!ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!
posted by lain at 23:41北海道 ☁Comment(0)小説

ゲームは非現実じゃなきゃダメだろ....「GAMER/ ネヴェルダイン/テイラー/2010年米国/映画」

「2034年、世界の人々はある『ゲーム』に熱狂していた。「脳を操られた囚人による究極のバトル」
 天才クリエーターが開発したオンライン・ゲーム「スレイヤーズ」では、脳細胞手術を受けた生身の人間がプレイヤーに遠隔操作され、今日も激しい戦闘を繰り広げている。
 無罪の罪で投獄されたケーブル(ジェラルド・バトラー)は「30回勝ち抜けば釈放」という条件にあと1回と迫り、世界中で熱い注目を集めていた。プレイヤーはなんと17歳の高校生。だがケーブルは愛する妻と娘に再会するため、『ゲーム』の世界から自分1人の力で抜け出し、最後の戦いに挑んでゆく。」公式ページより抜粋



 この前観た”エクスペンダブルズ”のDVD予告で知ったこの映画。実際の人間を操り、いわゆる"FPS"ゲームをやってしまおうなんて設定自体がもうその時代の終ってる感が漂ってましたね...ある意味、ゲームが好きだからこのゲームを作ったと言うよりは、「もし自分が操作しているキャラが、自分と同じ血の通った人間だとしても、それでもお前達は無邪気殺し合いをするのか?」と、訴えている気が最初はしていましたが、実は現代の社会構造への問題提示をしているのかもしれません。

  僕達人間は、自分の周りから距離がある事実に人はとても鈍感です。自分達が買い占めている資源のせいで他国で戦争が起きても、自分達の責任なんて感じている方はほとんどいない事でしょう。上からの目線で戦争やテロなんてなんでするのかと思ってしまう。
 しかし、彼等からすれば僕らやアメリカは弱味に付け込む支配層なのです。この映画のようにプレイヤーがキャラを操作するように、僕らも間接的ではあるもの、誰かを操作しているのです。

 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」なんて言葉は実際には存在しない。国や企業の高い所から僕らも支配操作される事を半ば受け入れている部分がある。この映画はそう言った事を描いたのかも......考え過ぎかw 


 そんな面白くも無い話は置いておいて、とりあえずマイケル・C・ホールや、 ジェラルド・バトラーのおかげで作品自体はしっかり締まった感じで普通に観れました。しかし終ってみれば良くあるアメリカの映画で、陥れられた男が家族を守る為に戦い悪い奴をやっつけてハッピーエンドおしまいだったかな?もう少し人が人を支配する事の問題を掘り下げても良かった気がしますが、そんな大きな話より、愛する者の為に戦うヒーローの方がアメリカでは人気があるって事かなぁ....


 実際の人間を操作するなんてまず無いとは思いますが、もしもこんな事がって言う発想はなかなか面白かったのは確かです。アクションも派手で見応えある事でしょう。ただ、階層社会が出来つつある現代を見せられているようでなんかもやもやしましたけどねwあと少しグロいので注意が必要です。


 公式ページ http://gamer-movie.tv/
posted by lain at 07:12北海道 ☁Comment(0)映画