車谷浩司と言う音色。

 高校生時代、学校帰りによく寄ったCDショップ。あの頃はカセットもまだ現役でショップにはデモテープが無料で配布されたりしていた。そしてその配布コーナーで出会ったのが”Spiral Life”の「GARDEN」だった。スタイリッシュなパッケージに何故か引き寄せられるように手にしていたデモテープ。
 家で不安と期待を込めて再生ボタンを押した...その瞬間広がる未知なる世界!まだ子供だった僕には全編英語詞のこの曲に込められたメッセージなど分る分けも無く、ただその歌の存在感に圧倒され気づけば何度もリピート再生していましたw



 しかもこの時は外国人の歌だと完璧に思っていましたwwなにせあの頃は音楽雑誌も読まない、ネットも存在しないような時代でしたから、しっかり勘違いしていました。

 これだけ衝撃を受けたアーティストなのに、CDを買うだけのお金も無くそのまま忘れ去ってしまい、幾年か経ち就職してからのある日。やっと「Greatest Hits(S.L.G.H.)」を購入♪このアルバムは実に美味しい所が集められたベスト盤で、これさえ聴けばほぼSpiral Lifeの世界を知る事が出来ると言っても過言ではありませんでした。その後デビューアルバムから全て購入したっぷり堪能したわけですが、ここでまた一旦車谷浩司とはお別れになってしまう...そう解散していたからです。


 それからまた幾年か経ったある日。会社の後輩との会話で車谷さんが”AIR”という名のソロユニットを作って活動中な事を聞き、借りたAIRのアルバムをワクワクしながら聴いてみると....あれ?って肩すかしw丁度その時聴いたアルバムが「FREEDOM / 99」で、車谷さんがかなり色々お試し中な感じのアルバムでガッカリした覚えがあります....

 それでもめげずに片っ端からアルバムを聴いてみると、最初の頃のはまだまだSpiral Lifeからの流れを感じる内容でかなり好みだったし、後期のアルバムは癒し系で優しい曲ばかりでこれはこれでまた良かったのですが....車谷ファンが皆口を揃えて言う言葉「Spiral Lifeの時代が一番良かった」僕は正直BAKU時代の曲はよく知らないし、海外アーティストに影響受けまくりな作曲スタイルや、私生活での宗教問題や、AIR時代に彼がファンに向けて口にした辛辣な彼の言葉の数々も知らなかった。ただただ、彼が産み出していく新しい曲達を素直に聴いていたのです。贋作家にしては完成度が高いですから、当時あまり詳しくなかった洋楽から影響を受けている事さえまったく気づかなかった....

 そしてそんなAIRも活動終了。

 ただし今回は僕なりに確信があったので、新しいユニット「Laika Came Back」が誕生した事にも驚きはありませんでした。彼から音楽を取ったら何も残りませんよ絶対w
 
 Laika Came Backとしては、まだ二曲しか配信されていないようですが、まあAIR後期の曲のまんまというか、いよいよ地球規模の愛に目覚めて行動し始めた感じですねwファンを追いて行くもなにも、元より眼中に無いんでしょうねやはり。彼のような思い込みを持って生きていたら、哀しみもさぞかし深い事でしょう。でもそれは何処か危険な匂いがする正義じゃないですか車谷さん....

 さて、カンボジアでギターを熱心に教えたりする愛の人”車谷浩司”は、ジョンレノンのような偉大な勘違い野郎になれるだろうか?いや、なってくれなければ困る!また新しい、そしてもっと素顔な自分を曲に乗せて僕まで届けて下さい。まだ僕はあなたが好きですから....

※2分あたりからLaika Came Back名義の”Trace”を弾き語り♪

 
posted by lain at 18:01北海道 ☀Comment(0)音楽

もう、アメリカを無条件で正義とする映画は沢山だ!「ハート・ロッカー/キャスリン・ビグロー/2010年/米国/映画」

 悪名高き”イラク戦争”のさなか、爆弾を専門に処理するチームの葛藤を描いたのがこの「ハート・ロッカー」




 素直な感想を言うと似非ドキュメント映画。BGMらしいBGMも無く、効果音と緊張感のあるシーンにだけ時折BGMが入る程度なので、爆音以外は静かな映画ですw


 微妙にドキュメント映画な割に、展開自体はアクション映画なのでなんかアンバランスな気がしました。ドキュメントならドキュメントとして作って欲しいし、ただの娯楽映画なら娯楽映画として作るべきだったように思います。


 主役らしき爆弾処理班のジェームズの危険な行動の数々にヒヤヒヤさせられたりと、なかなかの緊張感を演出出来ているようにも思えますが、何故かゲームの世界のように現実感を感じませんでした。これはアメリカ側の視点でしか描かれていないから、嘘臭いのかもしれません....


 序盤の遠隔操作ロボが走るシーンや、敵を狙撃するシーンなどは途中から笑いさえ出そうになりましたw中途半端な方向性が安っぽいヒロイズムを産み出し、一方的な正義を語り被害者面するのはどうも素直に受け入れ難いです。



 ラストまでこの映画を観て、一体何を感じろと言うのだろう?戦争の悲惨さ?アメリカの愚かさ?それとも....



 ただ一つハッキリしている事は、アメリカと言う国が”危険”と言う名の”麻薬”無しには前に進めない事実だけでしょう.....
posted by lain at 00:37北海道 ☀Comment(0)映画