2017年06月21日

我が青春のOVA1987 #4「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」

先週末、仕事を終え帰宅すると、AKBの総選挙でネットがざわついていた。微妙な順位の女の子が晴れの舞台で結婚の発表を行ってしまったからだ。




恋愛禁止


そう決められているAKBでなくとも、アイドルが特定の人物と深く付き合うのは好ましく無いと相場が決まっている。ステージに足繁く通ったり、グッズを買い込んだりするほどアイドルにハマったことがない僕ですら、多少なりとも好みのアイドルのスキャンダルに心を痛めた経験(一時期”加護亜依”が好きだった….)があるし、熱心なファンの心の痛みなど計り知れないものがある。この出来事で「やっぱりアイドルは2次元に限る」と、どれだけの人が思い至ったかことだろう?






別に2次元に限るとまでは言わないけれど、僕も普通に2次元アイドルに胸を締め付けられたことはある。無論リン・ミンメイのことだ。TVで放送された劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見たその日から今に到るまで、彼女をことを忘れたことは無い。声を担当した飯島真理さんは、声優が本業では無いから演技はそこまで上手いわけではないけれど、その分しっかり歌に感情が乗っていて最高だった。ハマりきっていた時期には毎日マクロスのボーカル曲ばかりが収録されたCDを聴きまくり、周囲がまたかと呆れるくらいカラオケに行けばミンメイの曲を歌っていた。


そんな狂おしいほど”リン・ミンメイ”を愛した者にとって、彼女のMV的なコンセプトで作られたOVA『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』は外せないアイテムである。なんと言っても劇場版である「愛・おぼえていますか」のED映像に収録できなかった(Flash Back 2012発売後の完全版からは全て本作に収録された物に差し替えられた)ミンメイのコンサート映像が最高なのだ。コンサート前の緊張感や、生き生きとしたステージ上での表情もそうだし、ミンメイのその後についてもふんだんに収録されていて、良い感じに成熟した姿に切なく胸が高鳴ったものである....





彼女の代表曲に合わせて流れる名シーンの数々を見ていると、ミンメイもなんだかんだでスキャンダラスなアイドルだったんだよなぁとしみじみ思ってしまった。いくらアイドル業に疲れ、吊り橋効果まであったとは言っても、どこの馬の骨とも知れない男に惚れ、三角関係にまで発展してしまうだなんて泥沼でしかない。普通なら確実にファンは離れていく。しかし、ミンメイの良いところは、歯を食いしばって好きな人の幸せを守ろうと歌う使命をまっとうするためアイドルに戻っていったことだろう。最初は”早瀬 未沙”が良いと言ってた人も、終盤になればミンメイの健気さに心奪われたはずだと勝手に確信している。






話は変わるけれど、ここ10年数年の声優業界は、アイドル声優の発掘・育成・消化のサイクルを短いスパンで繰り返し、小銭ですまない利益を生んでいる。特にアニメのお仕事だけで食べていける女性声優は今まずいない。アニメとのタイアップ曲を歌わされ、当然MVだって撮るし、露出度の高いグラビアまでやらされる人だっている。”子供達のイメージを壊さないためにTVには出ない”と言っていた声優達のプロ意識など、今はもう風前の灯火だ。


まあ、それはそれで客が望んでいるのだから仕方ない話なのだけど、肝心のアニメのためになっているかどうかが肝心なのだということだけは業界・消費者共に忘れてはならないように思う。中の人を売るためだけにアニメが存在するようでは本末転倒だ。


声を担当する人の存在を忘れてしまうほど、アニメというのはキャラが生きて見える世界であり続けて欲しい。


それこそアニメーションの存在意義だと思うから.....

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posted by lain at 07:11 | 北海道 ☔ | アニメ 懐アニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年06月20日

何を護るための両手なのか?「HOMELAND シーズン6」海外ドラマ/感想

※ネタバレ














連日加計学園の問題や共謀罪の強行採決についてテレビが報じ、事実がどうであろうとイマイチ信用できない安倍内閣を見ていると、日本も韓国やアメリカとなんら変わらないなとため息が出てしまう。

各方面から反対された共謀罪は、要するにテロを未然に防ぐためのルール作りであったわけだけど、日本に先駆けて似たようなことを行なっていたアメリカがどうなっているかを考えればわかるように、ただただ人が人を疑う嫌な社会に拍車がかかるだけに思えてならない。国が都合よく弾圧を行うための道具になり下がらないことを祈りたい....


今期のHOMELANDはまさにそういったルールが生み出す闇の深さを描いていた。どこにでもいるアメリカのやりようが気に入らないだけの青年を自爆テロ犯に祭り上げたり、真実に近づき過ぎたFBI職員を殺したり、果てには次期大統領を直接殺してしまおうとまで考える勢力が政府内にいたという展開には、もしかしたらありえるという真実味があって笑えなかった。

特に大勢を集め、架空の人間の言葉をネット上に上げて国民の意識を操作しているシーンなどは実際に行われていても可笑しく無い話で、中途半端なホラーよりよほど怖い時代になったものだと思った。1番公正であるべき機関が1番信じられないだなんて皮肉な話である。こんな時代じゃ二次元キャラやアイドルに心の拠り所を見つけてしまう人の気持ちもよく分かる。

国民に選ばれたはずの自分を散々ないがしろにされ、命まで狙われ暴君へと変わってしまった女性大統領の気持ちも同様だ。誰だってあそこまで徹底的にやられたら誰のことも信用できなくなるだろう。ほとんどは本人の蒔いた種ではあるものの、あのトランプ大統領もある意味可哀想な男ではある。自分たちが選んだ男なのに、たった半年であっという間に手のひらを返しブーイングなのだから。

アメリカの今と見事にリンクするHOMELAND。次もまた違う展開になりそうで楽しみだ。



いや、楽しくはないかな?.........

子供を取り上げられるキャリー

クィンの痛々しい姿

投獄されたアダールの弱々しい笑顔

誰もが何かを護りたくて傷ついて行く

そんなドラマなのだから、楽しいの一言で片付けられそうにない.......




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posted by lain at 07:21 | 北海道 ☔ | TVドラマ 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年06月16日

陽子さんの姿勢はカールのように丸まってはいなかった

知らずにすめば心穏やかでいられる事柄が、否応無しに伝わってくる良いのか悪いのか分からない情報化社会で生きていると、何かと不平等を感じてしまい自分の不甲斐なさを棚上げして怒りに任せてしまいたくなることが多いけれど、人生の最後だけは皆平等だったりするから笑えない。




幾つになってもTVの中で綺麗な立ち振る舞いを見せていた野際陽子さんは、そんな平等・不平等に嘆く生き方はしてこなかったろう。訃報を聞いた著名無名を問わない人々の惜しむ言葉がそれを物語っている。


『どこに生まれるかは選べない。でもどう生きるかは選べる。』


努力出来た人、努力している人は揃ってそう口にする。実際にはどう努力しても才能が無かったり、努力する才能自体に恵まれなかったり、つくづくDNAの恐ろしさを感じてしまうことの方が多い。それでもやらないよりやった方がよほど生き方としてマシ。そう感じさせてくれる女性だった。







やって来たことの正否に関係なく結果は間違いなくついてくる。長年愛され続けていると勝手に思い込んでいたカールの全国展開の終焉にしても、もっとやりようがあったのではないかと明治製菓に言いたくなってしまう反面、じゃあ僕らはこれまで何をしていたんだ?という自省もある。


後悔した時には大抵手遅れだ。どんな場所・時代・自分であろうとも、せいぜい虚勢を張って生きてやろう。誰でも無い自分の為に。



とりあえずカール食べて元気だしなっせ.....


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posted by lain at 07:12 | 北海道 ☔ | 日記 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする