2017年02月22日

愛されているから愛すのか?愛したいから愛すのか?「花にくちづけ」阿部あかね/ディアプラス/BL/感想

少々早めに仕事が終わり帰宅。

グダグダとしているうちに居眠りをして夜中に目を覚まし、やめておけば良いのに人妻物の軽いエロ漫画を読んだせいで寂しさスィッチを押してしまったせいか、そのまま男同士が普通に粘膜を交わし合うBLを読んでしまった。





冒頭、いきなり友人が半裸でゲイを告白し、童貞を奪っていくという高三の過去シーンから始まり、それから三年経ってヤリ逃げしていった友人がふらっと女の格好で自分の前に戻って来て、さあこれからどうなるんだ?どうするんだ?と物語は始まるのだけど、まるで寂しさを紛らわせる為に、気まぐれで男を抱いたような感覚(そんな経験はこれっぽちもない)になるほど人妻物よりイケナイエロスで、それでいてプラトニックな愛がしっかりあり、確かな温もりが手のひらに残るような作品でとても良かった。

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作中の濡れ場にしても、男のままで絡む場合もあれば、女性にしか見えない格好の時も多く、ガチムチ作品より口当たりが優しいBLで読み易かった。実際にこういうシチュエーションでカップルになってしまった男達もいるんじゃないかと思わされた。

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多くの男女が思い遣りをもって上手に愛し合えなくなった今の時代、たとえ男同士でもお互いを尊重する想いがあるなら、無い胸を張って愛し合って欲しいし、それを理解できない人々も広い心で生暖かく見守って欲しいものです。


女装した可愛らしいひとならアリだな、と、考えてしまうようなゲスい私は、女性にも男性にも愛されそうに無いけれど.......











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posted by lain at 07:08 | 北海道 ☔ | 漫画 BL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年02月20日

酷く厄介な愛のお話「コードギアス 亡国のアキト」赤根和樹(監督)/サンライズ/感想

去年の今頃は、劇場で最終章が上映されていたであろう「亡国のアキト」を、だらだらした日曜の気まぐれで1章からまとめて観てしまった。


正直言って、1章を初めて観た時の印象は芳しくなくて、既存のコードギアスの良さと、赤根監督の良さが相殺し合って中途半端な仕上がりになっているような気がしていた。しかし、こうして改めて一気見してみると、紛れもない赤根作品であり、コードギアスでもあり、これはこれで良い物になっているなと普通に楽しんでいる自分がいた。

ストーリーとしては実にシンプルで、主役であるアキトが、ギアスの力に飲まれてしまった兄をヒロインである”レイラ”や仲間と共に止めようとする話なのだけど、赤根監督らしい説明は少なめの思わせぶりなシーンをじっくり見せる演出や脚色のおかげで凄く重みのある手応えを感じさせられた。お陰様で1章2章と鬱展開しかこの先待っていなさそうに思えてならなかったものの、終盤は辛いシーンと同じだけ救いもあって後味も悪く無い。動物のような挙動を見せる不気味なナイトメア”アレキサンダ”のアクションも実に見応えたっぷりで娯楽作品としてもかなり良かったと思う。






障害を乗り越え親密になっていくアキト達のドラマも良かったが、僕は特に悪役であるアキトの兄”シン”の気持ちにばかり同調してしまった。幼い頃に母親の不貞に傷つき、全てを終わらせることを願ってしまったシンが、その母親の不貞の象徴である弟の無垢な魂に否定され、暴走して行く姿は不憫で本当に辛かった。

レイラ達のおかげで自分の存在を肯定出来るようになって行くアキトとは対照的に、死者とばかり会話をするシン。自分を最後まで見捨てず愛してくれた女性の存在を肯定して事切れる最後のシーンには思わず涙が溢れた........




ひとによって亡国のアキトの印象はまるで違うかもしれない。駄作と切り捨てる人も当然いることだろう。でも、少なくとも僕はアキトを観たことで今進行中のコードギアスの完全なる続編が楽しみで仕方なくなった。ほぼオマケ程度の出演でしかなかったスザクとルルーシュのあれからも知りたいし、シンやアキトを翻弄したギアスの力の正体も、もう少し知りたい。

どんな力なのか今回はっきりしなかったレイラの再登場はあるのかどうか分からないけれど、コードギアスであってコードギアスでない、亡国のアキトくらい挑戦的な新作になっていると良いなと思う。






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posted by lain at 07:04 | 北海道 ☔ | アニメ 劇場版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年02月16日

こういうのが気になる"お年頃"

最近また、世の中の萌え攻勢に眉をひそめている。

ガチな内容だと受け容れ難くても、萌えキャラや美少女を使ってくれるなら俺大好物!...みたいな流れは、別に今更始まった話では無いけれど、人間じゃない”うまい棒”のイメージキャラに人間にしか見えない妹設定を何十年も経ってから追加したり、今は亡きハドソンのコンテンツを食い散らかすコナミが"ボンバーマン"を脱衣有りの美少女物にしてみたり、ハードSFには見向きもしないくせに"けものフレンズ"のような可愛らしい擬人化キャラがほんわかやるなら闇の深い設定もあっさりOKというアニメファンにいたるまで、つくづく日本人の脆弱っぷりを痛感して虚しくなった。


かくいう僕も、萌えや美少女は大好物。艦これやFGOも遊んでみたら止められなくなってしまった。「お前らはこういうの与えておけば満足なんだろ?」そんな風に思われ、実際その通りであることが残念でならない....

これがもしも年端もいかない女達ではなく、そこそこお年を召した美女と呼べそうな女性キャラであったなら、こんな残念な気持ちにならないのだろうか?戦国時代とまで言われるアイドルの低年齢化も酷いものだが、何故に僕達は弱い存在にばかり甘えているのでしょう?






女の子達に僕らは曇りのない笑顔を望む。

だが、果たして、それに見合った何かを彼女達に返しているだろうか?

萌えとか美少女ばかりなのが問題なのではなく、たとえ2次元のキャラだとしても、生身の女性同然に扱い対等な存在として敬意を払うべき時が来ているように思えてならない。

そうすれば弱い存在に甘えてばかりの自分の尊厳も自然と取り戻せるかもしれない........




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posted by lain at 06:28 | 北海道 ☔ | 日記 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする