2017年03月28日

バイクが無くとも駆けなきゃいけない俺達の明日はどっちだ?

寒い寒いと、うだうだやってるうちに、いつの間にか北海道に春が来て、今年もMotoGPが開幕した。





今年はなんと言っても最高峰クラスが熱い。

毎年最高峰クラスは面白いものの、なんだかんだでホンダとマルケスのパッケージが噛み合ってチャンピオンをもぎ取り、同学年のロッシが不完全燃焼で終わる年が続き、どうにもモヤモヤが収まらない。加えて今年のロッシは出だしが悪く、テストでも好調なチームメイト"マーベリック・ビニャーレス"に差を付けられ散々。こりゃ今年もタイトルは絶望的かなと正直思っていた。

ところが、いざ開幕してみれば、予選、本選と雨に振り回された割に、冷静なライディングで3位をゲット(ビニャーレスは1位..)悪いなりにポイントを積み重ねていけば、もしかするともう一花咲かせることが出来るのかもしれない。

いくらロッシとはいえ、40歳も目前に迫るライダーが頂点を獲るのは至難の技。なればこそ、ロッシには是が非でも金字塔を打ち立てて欲しいと、願わずにいられない。








勿論ロッシだけがMotoGPでは無い。KTMにアプリリア、スズキにドゥカティ、ヤマハにホンダ、まさかの6メーカー参戦というのは本当に先が読めなくて刺激的。ヤマハからドゥカティというロッシと同じルートを選んだロレンソ、開幕戦で先頭を軽快に走っていたのに転倒してしまったザルコ、年々安定性を増しているドゥカティとドヴィツィオーゾ、第三の日本メーカースズキ、何処で誰に火が付くか正直予想なんて出来やしない。マルケスの連覇も相当難しく、ましてやロッシのチャンプなんて.......いや、考えるのはよそうw

Moto2の中上も、なかなかに経験者らしい粘りのある走りをするようになって来たし、もしかすると来期は久しぶりに最高峰クラスで日本人が見れたりするのだろうか?中上くんには是が非でも2017年を自分の年にして欲しいものである。





全くもって他人の名誉の話でしかないのに、彼らMotoGPライダーの走りを見ていたらつい熱くなって無駄なことを考えてしまう。自分にも全てをかけて手にしたい場所があれば....と、思う節があるのだろう。

彼らほど派手じゃなくとも良い。自分に出来ること、やりたいことに夢中で取り組める生き方を目指したいと思った。








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posted by lain at 07:17 | 北海道 ☔ | モータースポーツ MotoGP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年03月22日

我が青春のOVA1987 #2「笑う標的」高橋留美子(原作)/高橋資祐(監督)/スタジオぴえろ

今年で30周年を迎えるOVAを振り返るシリーズ第2回は、幅広い世代に愛される稀有な漫画家”高橋留美子”さんの短編「笑う標的」。


主人公はちょっと弓道の腕に自信がある少年で彼女持ち。後輩の女の子にもちやほやされ、かなり羨ましい。

そんな彼には許嫁までいて、その子が身内を亡くしたことをきっかけに、主人公の家に身を寄せることになったからさぁ大変....


明るい路線の高橋留美子作品なら、ここから底抜けに馬鹿馬鹿しい付かず離れずのラブコメが展開するところなのだけど、古典ホラーの「笑う標的」はそうはならない。昔の約束を心の支えにして来た許嫁の少女が、主人公の今カノを亡き者にしようとするのである。

何をどうやって亡き者しようというのかは、とりあえず置いておくとして、本作の疎遠になっていた恐妻から愛人を守る的な構図と、恐妻が何故恐妻になってしまったのか?という過去描写のバランスが良いため、終わってみれば1時間に満たない尺でありつつも恐ろしいはずの恐妻がとても愛おしく感じてしまうことだけは伝えたい。彼女の生い立ちを考えると、本当に遣る瀬無い.....

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あまりにも子供の頃の話で許嫁にピンとこない少年と今カノ

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そこへ現れる色白の美人。まるで喪服のようなセーラー共々素晴らしい存在感

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そんな美人もこうなっちゃ台無しだ....



個人的にはかなり心に焼き付いている本作だが、ネット配信どころか実はDVDにもなっていないため、合法的に見る手段が非常に限られる(原作は直ぐ手に入る)VHS版はまだ手に入ると思うので興味が湧いたら見てみて欲しいものだ。

まあ、何度となく自作がアニメ化されて来た留美子先生である。マスターさえ残っていればいつかBD-BOXか何かで、他の不遇なアニメ化作品と共に発売されそうな気もする。

「人魚の森」もそうだけど、シリアス系の高橋留美子さんもやっぱり僕は大好きだ。





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posted by lain at 07:03 | 北海道 ☔ | アニメ OVA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年03月19日

仕事以外不器用な”おっさん”達のごつごつした神の手が俺は愛おしい

二日前、大勢が三連休直前の浮かれた夜を過ごすなか、珍しく僕はテレビを見ていた。

各分野で優れた技術を持つ日本の職人達が1台のバンに乗り込み海外で修理のお仕事をするという番組だ。


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残念ながら恋には発展しない暑苦しいワゴンだったが、職人同士のプライドが相乗効果を生み、かなり良い絆が最後には形成されていたような気がした。

家具でもトロッコでも元の良さを活かしつつ生まれ変わらせる人や、これぞ職人と言わんばかりのドライバー1本で車のエンジンの不調を聴き分け修理する人、他にも左官屋・木工職人・エンジニアまで多岐に渡る人材が自慢の腕を披露しているのを見ていると、自分も何か作りたくなって仕方なかった。「壊れたら直す」「無い物は作る」そんな当たり前のことを失いつつある日本において、物を大事にする人間の心を最前線で護っているのが職人なのかもしれない。

日本は彼らのような人達を大事にするべきだろう。何もかもオートメーションで大量生産し、壊れれば捨てて新しい物を買うという発想は、資金や資源があるうちは良いものの、それだっていつ何時枯渇するか分からない時代だ。現在だけじゃなく未来の子供達のためにも、機械だけに頼らない知恵や技術を残していきたいものである。








途中で父親を喪い帰国する方が出ると、続けて体調不良や仕事で離脱する職人まで出て、どんどん辛く寂しい旅になっていったけれど、それこそ何もかも犠牲にして独り仕事に打ち込む職人の生の姿を見ているようで感慨深かった。守備範囲外の時計台の修理を執念で直していたことにも頭が下がる。

職人ワゴンが訪れた2箇所の土地セルビアの小学校で、ボロボロになった教室を職人達が綺麗にした時、子供達の顔がぱぁっと明るくなったのも忘れられない。テレビだから現地民への仕込みも沢山ある中で、あそこだけは本当のリアクションを見れた瞬間だった。

テレビが面白く無い時代に、テレビも悪く無いなって思えたことが嬉しい。

テレ東のテレビ職人もやるじゃないか。
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posted by lain at 09:15 | 北海道 ☔ | TVその他  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする