(´-`).。oO何故録り何故観たのか?暇なのか?

昨夜、今夜は何を観ながら飯を食べようか?とレコーダーの中をチェックしていたら、予約した覚えもない全日本少年少女空手道選手権大会が録画されていたのを発見し、気紛れで2時間分全て観てしまった.....

※この動画は2016年のもの


全国の小学1〜6年生男女全ての決勝の模様を解説入りで放送するという番組だったのだが、お偉方が激励のお言葉とやらを発するところから始まった時は本当にウンザリした。主役が誰か分かっていない連中の配慮ほど馬鹿馬鹿しいものはない。しかし、そんな気分も直ぐに吹き飛んだ。自分より遥かに若い子供達が、指先から髪の先まで全神経を集中させ型を演舞する姿に度胆を抜れたのだ。威嚇するような大きな声、キレのある身のこなし、どれをとっても凄まじい迫力で、少々滑稽に見えるポージングはあっても随所に痺れる動きがあってゾクリとさせられるほど様になっていた。画面越しでも鍛錬の賜物であることがよく分かる。型にも様々な流派があって人気の有る無しも存在することすら知らない自分のようなだらしないボディのおじさんが同じ動きをしたら、まず間違いなく身体が壊れることだろう(白目)


実戦である組手の部も放送されていたが、どの子供達も流石全日本の大会に出てくるだけあって良い突き・蹴り・フットワークを見せていて、中でもガタイの小さい子がリーチも背も有利な子を翻弄していた6年生男子の決勝は見応えがあった。皆一様にオリンピックに出たいとか、空手の選手として成功したいような勝利者コメントをしていたが、本当にいつかここで活躍した子供がメダルを手にする日が来るのかもしれない。まあその頃には選手の名前どころか、この番組を見たことすら覚えていないかもしれないけれど.....






たまにはこんな夜も悪く無いなと思えたからそれで良いのかもしれない。

つい欲が出てしまうほどの未完の大器っぷりが愛おしい「FLAT -Hall Live 2018-」女王蜂/BD/感想

楽曲だけでなく性別もボーダーレスの女王蜂。中心人物であるアヴちゃんは、もしかしなくともコンプレックスの塊で何かと拗らせていたりするようだけど、あそこまで批判を恐れず自分達の音楽をやっていれば、周囲の人間が彼に抱くコンプレックスの方が遥かに大きいのではないかと思ったりもする。

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以前も此処で書いたかもしれないが、女王蜂を知ったのはDAOKOとのコラボ曲「金星 Feat.DAOKO」で、”この人はいつもこんなに裏声や低音でダミ声を出したりしているのだろうか?”と興味が湧いてアルバムを適当に聴いてみたのが最初で、何処か良い意味での古臭さがあるのに、全く新しいものを聴いたような気分になったものである。こちらが彼らの音楽にハマりそうになる度、そうはさせじとぶち壊し始めるような振り幅に弄ばれ、どんどんそれがクセになっていくから女王蜂は怖い(褒め言葉)

本当なら是が非でも生で彼らを見たい、聴きたいところなのだけど、なにぶん女性や若い層に人気のあるバンドに思えるし、歌詞には陰鬱なものがあっても楽曲それ自体はノリの良いものが多いから、他のお客のノリに当てられそうで腰が引けてしまう。仕方なく円盤でライブを見てはみたものの、羽の付いた扇子がバブリィな時代状態で振られている光景など自分の方向性と真逆過ぎてかなりしんどいものがあった。自分にとっては距離感をはかるのが難しいバンドの一つになるやもしれない。




とりあえずそれはそれとして、ライブBDを見た率直な感想を言うならば、まだまだライブ演出には改善点が多いなと思った。素人風情なので何処がどうとは言い難いが、結局アヴ ちゃん頼みでステージが動いているような所が気になったかもしれない。確かにアヴ ちゃんはスタイルも目力も素晴らしく、内から込み上げる物を全身で表現する凄みのあるボーカリストだが、女王蜂の魅力は絶対にそれだけのものではないはず。メンバーそれぞれが程良いライバル意識で作り上げてこそバンドの醍醐味が味わえるというものだと思う。偉そうですまんo┐ペコリ 

それにしても思っていた以上にアヴちゃんはオネェだった。もう少し性別を行ったり来たりするような人物を想定していたのだ。衣装にしても男にも女にも思える存在を目指すのであればスカート姿ばかりでは物足りない(ツアーにもよるようだ)。個人的には和装、着物の着崩しなんかが女王蜂にはフィットしそうな気がしてならない。というか是非ライブでそれを見たい。楽曲的にも和のイメージが湧く物が多いし、それらをピックアップしたツアー等を企画しても良いのではないだろうか?

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これはちょっと違うかなw




まあなんにせよ、まだ発展途上のバンドである。まだまだ先の楽しみというものがあって大いに結構じゃないか。いずれ勇気が満タンになったら生アヴちゃんに逢いに行こうと思う。

だからそれまでちゃんと歌い続けていてもらいたいものである。

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posted by lain at 06:52北海道 ☔音楽

家族を繋ぐのに必要なのは...「万引き家族」是枝裕和(監督)/感想

僕の親ほどの世代は、子供が何かやらかすと「アンタは橋の下で拾って来た」だから云うことを聞けない子は自分の子では無いから元の場所に置いて来るよと子供の脆弱さに付け込んだ言葉を本気とも冗談とも取れない感じで利用していたものだが、今の親も似たような手法で子供に云うことを聞かせていたりするのだろうか?




親の死亡届を出さず年金を不正受給していた事件をモチーフに作られたというこの映画、下町のボロ家にぎゅーぎゅー詰めで暮らす柴田家の絆を描いたものになっていたわけだが、兎にも角にも問題児だらけで、こんな家で生活したくないなぁとまず思った。旦那を余所の女に取られた老女は死んだ旦那がかけていた年金を受け続け、その子である息子は日雇い労働すらマトモにこなさず子供に万引きをさせたり労災を目当てにしたり車上荒らしすら辞さない勢いのクズで、その妻は妻で勤め先であるクリーニング店で衣服に残されていた客の物を盗んでいたりするのだ。そりゃ子供だってマトモに育つわけもなく、妻の妹は自分の身体を見世物にして小銭を手にし、息子は学校にも行かず万引き三昧。普通に考えて誰がこんな環境で生活したいと思うだろうか?

でも、何故だろう。この金も根気も無い一家には愛だけはあるような気になってしまい、嫌いになれないどころか愛おしさばかり募ってしまったのである。冒頭彼らは”ゆり”という少女を成り行き上保護することになるのだが、あーだこーだ言いながらも少女を実の娘のように可愛がる様子は微笑ましいの一言だった。これで万引きさえ子供にやらせなければ.....それが観客の総意だったに違いない。不完全だからこそ愛を試され、葛藤に意味が生まれる。そんな物語だったかもしれない。







最初の話に戻るが、いっそ血が繋がっていない方が、余所の人の血だから仕方ないと割り切って共同生活を送っていけるだろう。なまじ血が繋がっていると他人じゃないのに何故分からないのか?という心理に陥り、自分の想いを押し付けてしまいそうになってしまう。柴田一家の子供の無垢さに甘えた生活には問題ばかりだったが、普通に暮らしているはずの我々が見失いそうになっている物を思い出させてくれたような気はした。物語は一家の全てを暴いて終わるが、何かと考えさせられる良い映画だ。

ちなみに、演技の必要すら無くなっていた樹木希林さん、相変わらずのダメ男っぷりが似合うリリー・フランキーさん、他にも駄菓子屋のオヤジ役柄本明さんなど、人生経験豊富な役者達が皆良い味を出していたが、MVPは安藤サクラさんで33歳とは思えない円熟っぷりである。心底彼女の優しさが子供達の中に残り続けて欲しいと思ってしまうほどの名演だ。


血の繋がりに頼るのは弱さ。身内など1番身近な他人であると考えるくらいが丁度良い。そんなことを改めて思う時間になった。

posted by lain at 07:20北海道 ☔映画